■「人口減少。福島まさに危機的な状況」官民連携の新チーム始動 福島(福島県)
人口減少対策に関するニュースです。県は、これに対応していくため官民が連携した新たなチームを作りました。福島市ではそのキックオフイベントが開かれました。皆さんが考える住みやすい福島とは?
福島が抱える喫緊の課題。それを話し合うため、内堀知事をはじめ、24の市町村長、さらには民間企業や大学生など300人近くの関係者が集まりました。その課題というのが…
■内堀知事
「人口減少。福島まさに危機的な状況にある」
年々、減り続けている県民の数。そう、人口減少です。今、福島県にどれくらいの人がいるのかと言うと、今年6月1日現在で推計人口は、およそ172万人。人口が最も多かった年はいつだったかというと、それは今から27年前の1998年でした。この年JR福島駅前には新築の「福島ビブレ」がオープン。若い世代を中心ににぎわいを見せ、さらに!かつてあった百貨店の「中合」も1番館と2番館をリニューアルオープン。映像をみても、活気を感じるそんな時代でした。この年の人口は、213万8千人あまり。県の記録としても最高値でした。ただ、その後は減少に転じ。迎えた2011年。東日本大震災と福島第一原発の事故に伴う県外避難などが追い打ちとなります。人口は200万人を割り199万人に。人口減少は歯止めがかかっておらず2050年には129万人にまで減ると推計されています。この待ったなしの状況の中、「ふくしま共創チーム」は解決すべき課題の一つとして「若者や女性の県外転出」をあげています。若者や女性が住みたいと思える福島にするには、何が必要なのか。福島市内で大学生に話を聞きました。
■大学生
「電車の本数を増やして欲しい。1時間に1本しかないから、通ってるけど通いづらい」「足を伸ばせば、いける場所が多いので」「交通の便だけ良くなれば、いろんな場所にいけると思う」
車を持っていない若者にとって通学やプライベートの移動手段として電車は欠かせません。ただ、その本数が少なく、不便に感じている人もいます。この他にも…
■大学生
「駅前過疎化してるから、ご飯はいいけど、遊ぶ場所を増やして欲しい」
■大学生
「いろんな商業施設があったらいいと思う」
元気な街にするため、駅前には、にぎわいが欲しいと言います。一方で、こんな願いも。
■大学生
「病院がタダでいけるとか、奨学金を借りて大学に行ってるので、帰ってきたらタダにする制度があれば、帰ってきたいなと思う」
安心して暮らしていけるそんな福島ならではの良さがあったらいいなと、感じているそうです。街に活気があって、住みやすい。そんな新たな福島を作るため、今、取り組みが進められています。
(07/16 18:35 福島中央テレビ)
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