■「異常に人がやられてしまって」ミニバイク運転中に襲われる人も…16日熊の被害相次ぐ・福島(福島県)
会津地方では16日未明から朝にかけて、熊に人が襲われる被害が相次いでいます。
会津若松市ではミニバイクで通勤中の男性が熊に襲われるなど、警察や地元の自治体では警戒を強めています。
会津若松市の芦ノ牧温泉。
温泉街の近くで、ミニバイクを運転して仕事に向かっていた40代の男性が突然、熊に襲われました。
警察などによると道路わきの山から下りてきた親子の熊3頭に出くわし、そのうち親グマと思われる1頭に襲われたといいます。
男性は腕などを引っかかれるケガをして、自ら119番通報し救急車で病院に運ばれましたが命に別条はないということです。
■地元の人は
「はじめてなんでね、人がやられたというのは(今年は)異常に人がやられてしまって(人里にクマが下りて来るのは)山に食い物がないからかな」
警察では周囲を警戒し注意を呼び掛けているほか、会津若松市では熊を捕獲するわなを設置し、対策を進めています。
一方、喜多方市山都町でも午前2時半ごろ60代の男性が熊に襲われる被害が起きています。
通りかかった新聞の配達員が血を流して道路に倒れている男性を見つけ、救急車で病院に運ばれました。
男性は熊に引っかかれたり噛まれたりして顔の表面が裂けるなど大けがをしましたが、命に別条はないということです。
現場近くの住民は…
■現場近くの住民は
「(午前3時前ごろ)ものすごい声がしたんですよ。ウオーッ、うわーって声が。熊に襲われていた。救急車でね(病院に)行ったって話を。警察官も来てましてね。地域の人は夜は歩かないように注意して(いる)」
喜多方市では、熊が人里に下りてこないよう電気柵を設置するよう地元に促しています。
喜多方市の山都地区では、2025年度に入って人が熊に襲われる被害が相次いでいて、15日までに47頭の熊が捕獲されているということです。
このほか昭和村でも16日午前6時前、50代の男性がクマに襲われ左手を噛まれてけがをする被害も起きています。
(10/16 18:33 福島中央テレビ)
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