■震災の記憶や教訓を子どもたちへ 中学校が続ける“防災と減災”の講座・福島(福島県)
東日本大震災から2026年3月で15年を迎えます。
震災のあとに生まれた子どもたちにあの日の記憶や教訓をどう伝えていくのか。
喜多方市にある中学校の取り組みに注目します。
喜多方市の中学校。運び込まれた、大きな箱。
中に入っているのは、木の柱と、壊れた照明です。
県立博物館の学芸員、筑波匡介さん。
この中学校の蜿タ勝教諭と一緒に防災と減災の講座を続けています。
■県立博物館の学芸員筑波匡介さん
「災害っていろんな種類があるんです。水害、土砂災害、地震、洪水とかいろいろあって。きちんと備えをした上で、自分自身を守って、誰かを支えられる人になってもらえたら」
災害が起きた時に何ができるのか、自ら行動できる人になってほしい。
そんな思いで続けています。
筑波さんは地震で落ちた照明を使い話を切り出します。
この日は「避難所の運営」がテーマ。
避難所で次々と起きる課題を3分以内に答えていきます。
震度6強の地震が起き電気や水道も使えず、学校の体育館にはつぎつぎと避難してくる人たちがいると想定。何が出来るのかをみんなで考えます。
何ができるかを想像する。
それが力になると考えています。
ある避難所で中学生が掃除や食事を配る手伝いをしていたケースを紹介し、給食や掃除当番といった学校生活でのチームワークが、力になると伝えました。
(10/15 19:00 福島中央テレビ)
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