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「製氷機を2台導入した」今年初めて「熱中症警戒アラート」 福島(福島県)



今年初めて「熱中症警戒アラート」が発表されました。

■川上耕平記者
「まだ午前9時ですが、手元の気温計は33度を超えていて、身体に堪えるような暑さとなっています」

最高気温は伊達市梁川で37.3度、福島で36.2度など各地で厳しい暑さとなりました。一方、この暑さから子どもたちを守るため学校ではさまざまな対策がとられています。午前10時すぎ、福島市の学校プールには子どもたちの元気な笑い声が響いていました。

■子ども
「気持ちいい!」

ただ、暑すぎればプール授業も中止にせざるを得ません。この学校では「暑さ指数」「気温」と「水温」のほかに、「子どもたちが疲れていないか」など様々な指標から授業を行うかどうかを慎重に判断しています。プールの授業が無事終了した午前11時すぎには…

■暑さ指数確認を担当する養護教諭
「厳重警戒なので外での運動は注意しながら活動するということで」

再び、暑さ指数を測定。熱中症警戒アラートの出ている9日は暑さ指数を確認する頻度をいつもより増やしました。測定した指数はオンラインで共有し、学校全体で熱中症へのリスクを把握して対策しています。さらに。

■福島市立松陵義務教育学校蓮實 修一副校長
「実行委員会の方で購入してくださったので製氷機を2台導入した」

万が一、子どもたちに熱中症の疑いがある場合の応急手当や飲み物を冷やす際などにも使用するということです。そして、学校にはもう一つ、天気に関する悩みが。それは…局地的な雨など天気の急変です。

■福島市立松陵義務教育学校 蓮實 修一副校長
「ここのところ雷雨も頻繁にありまして特に雷注意報が出ることが多いので子どもの運動とか下校のタイミングだとかは注意を払っています」

ここ数日は安全が確認できるまで下校を遅らせるなどの対応も取っていたといいます。

■福島市立松陵義務教育学校 蓮實 修一副校長
「外で遊びたいとか運動したいとかいう気持ちはあるようなので、なるべく外で活動させてあげたいが、安全が第一なので厳しく確認はしています」

10日も暑さは続き、停滞する梅雨前線の影響で晴れ間が出るものの断続的に雨が降りそうです。


(07/09 18:37 福島中央テレビ)

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