NNNニュース

女性初の総理大臣の誕生に県内からもさまざまな声 福島(福島県)



全国からもお伝えしていますが、臨時国会が開かれ、自民党の高市総裁が内閣総理大臣に選ばれました。自民・維新による新たな連立政権が発足。そして女性初の総理大臣の誕生に県内からもさまざまな声が聞かれました。

国会で行われた総理大臣を決める指名選挙。公明党の連立離脱で新たに日本維新の会と連立を組み、過半数の議席獲得に力を注いできた自民党。一方、野党連携で政権獲得を目指したものの候補の一本化には至らなかった野党。

「高市早苗くん、237票(拍手)」「高市早苗君を内閣総理大臣にすることを決めました」

自民党の高市総裁が1回目の投票で過半数を上回る237票を獲得し、女性初めてとなる第104代総理大臣に選ばれました。街の声は…

■70代・女性
「初めての女性総理だから期待したいですね、今までとは違うように期待したい」「やっぱり今、物価が高いから」

■30代・女性
「子育て支援のところで結構お金が色々な部分にかかってくるので、女性としてわかるようなところを意識して国政に反映してほしいと思います」

■20代・男性
「コロナ以降、ドタバタして大変そうだなというところで、女性初とかのきっかけでこの先、上手い方に転がっていってくれたらと思っています」

史上初めての女性総理の誕生、福島で活躍する女性は、どう受け止めているのでしょうか。取材したのは、新地町で会社を営む日下とも子さん。

「タコシウマイいかがですしょうか。福島の新名物タコシウマイ新地町からおじゃましております。」

日下さんは、原発事故の風評払拭にと、県産の魚介類=「常磐もの」を使ったキャンプイベントを開いたり、「常磐もの」のタコを使ったタコシウマイを開発したり、福島の復興のために、震災から14年、全力で駆け抜けてきました。この日は仙台駅で、タコシウマイの試食販売に立っていた日下さんに女性総理の誕生について聞きました。

○新地町で会社を営む 日下とも子さん「新しい風が吹くと思います。」「女性の方が思いをもリーダーになる機会ができたというのはひとつの新しい時代なのかなと思います。」

ところで、高市新総理と言えば、注目されたのがこの言葉…。

○新地町で会社を営む 日下とも子さん「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります。」

そんなスタートを切る、高市新総理に、同じく活躍する女性としてかけることばは…。

○新地町で会社を営む 日下とも子さん「もちろん国のために頑張って頂きたいというの気持ちもありますが、心身ともに健康でないとやはり良い判断ができなくなる。なのでお体を大切にしてぜひ、頑張って頂きたい。」

そして、いよいよ始まる高市政権。日下さんが共に歩んでほしいとやはり、期待するのは復興です。

○○新地町で会社を営む 日下とも子さん「高市さんにもぜひ福島に来ていただいて福島の海、現実を見て頂けたらうれしい。」「タコシウマイに詰まった思いを高市さんにも知って頂きたいと思うので、お話しできる機会があったらうれしいです。」

福島の復興を巡っては2012年以降、政権復帰を果たした自民党と連立を組む公明党が中心となり、復興の方向性を決めてきた経緯があります。ただ、その公明党は今月10日に連立からの離脱を決定。少数与党の自民党は代わりに「国会議員の定数削減」や「副首都構想」などを掲げる日本維新の会と連立を組み、自民・維新による新たな政権の枠組みで政策を進めていくことになります。震災と原発事故から14年以上が経ってもなお課題が山積している「福島の復興」。新しい総理や政権について内堀知事は。

■内堀知事
「新しい総理、新しい政権においても福島の復興をなくして日本の再生なし、政府が最後の最後まで責任を果たすということをしっかり遂行していただけるよう求め続けてまいります」

物価高など国民の暮らしにも直結する様々な課題に政治はどう応えていくのか。高市新総理の手腕に注目が集まります。


(10/21 18:33 福島中央テレビ)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)