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「自分たちのためにやっているようにしかみえない」政治の空白続く…街の声は? 福島(福島県)



連立も視野に入れた自民党と日本維新の会の協議がヤマ場を迎えています。「高市総理大臣」の誕生も現実を帯びていますが、石破総理大臣が退陣を表面して以降政治の空白が続いています。この状況を街の人はどうみるのでしょうか?

■自民・高市総裁
「いま自民党の総裁にはなったけど総理にはなれないかもしれない女と言われているかわいそうな高市早苗でございますが、ただ、こういうときも諦めません」

連日、国会は誰を総理大臣にするのか、自民党と公明党の連立解消もあり、多数派をどう作っていくのか。そんな話でもちきりです。

■国民民主党・玉木代表
「いよいよ首班指名をどうしていくのか、臨時国会いつ開いて、何をテーマにやっていくのか、具体的に政治を動かさないといけない局面になってきている」

■維新・藤田共同代表
「自民党側から高市総裁から首班指名の協力の依頼、連立も含めて政策協議に入ってほしいとお申し出頂いたことを報告したうえで…」

毎日、キーパーソンとなる人物が変わり、政局は流動的。

■国民民主党・榛葉幹事長
「数あわせだけではダメ。理念・政策が大事。政策的な一致を見るプロセスや努力が必要ではないかと」

という声もあれば…。

■立民・安住幹事長
「いろいろ言われますけれど執念で本当に政権を変えるというのならば、死に物狂いでどんな考えでもこの48人を集めるしかない。」「建前とかきれいごとで政権は作れないと思っている。さんざん経験してきたから。どんなに世の中から批判されようとも、あと48票死にもの狂いでなんでもやらせてもらいます」

という考えも。政権交代も起こりうる内閣総理大臣を選ぶ大事な選挙ではありますが、いまの政治は、街の人の目にどう映っているのでしょうか。

■元会社員(70代 埼玉県)※男性
「(こういう政治状況は)経験したことがない、どうなるんでしょう」「安定しないね」

■会社員(60代・福島市)※女性
「政治をみんなのためにやるならいいけど、自分たちのためにやっているようにしかみえない」

■会社員(30代 愛知県)※男性
「今までだったら総理大臣がすぐ決まりという感じでいっているイメージだったが、なんか揉めている感じでいつになったら決まるんだろうなというのはありますね」

確かに、石破総理大臣が辞任を表明したのはもう1か月前のこと。後任の総理大臣はいまだに決まらず、国民生活を豊かにする政治機能が止まったままになっているのです。

■会社員(60代・福島市)※女性
「だって全然政治が進んでいないわけでしょ」「選挙終わってからだって、そういうのは不思議、国民のためには何も行われていないと思います」

■会社員(60代 仙台市)※女性
記者「政治に求めることは?」「経済でしょうね」「物価が上がっているので市民が暮らしやすいようにしていただければと思います」

■大学生(福島市)※男性
「消費税の問題を解決してほしいというのがあるので、今は高すぎるので、消費税をどうにかしてほしいというのが一番」

暮らしを取り巻く課題は待ったなしという状況のなか流動化する政局はいつ落ち着くのでしょうか。

流動化している側面もありますが、これまで政策をすり合わせることが無かった政党同士が顔を合わせるなど、変化も起きていますよね。多党化の時代とも言われていますし話し合いによって政策に磨きがかかるのは良いことかもしれませんね。ただ、コメやクマの問題、物価高など生活の課題は山積みです。国民不在の政治に街の人の視線も冷ややかもしれません。


(10/17 18:37 福島中央テレビ)

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