■ドライアイスから発生した二酸化炭素で酸素欠乏か 徳大大学院・培養室で死亡の学生【徳島】(徳島県)
10月20日、徳島大学大学院の研究棟の低温室で、特別研究学生の男性が死亡しているのが見つかった事案で、発見の前日、停電から低温室の温度を保つためにドライアイスを使用し、それが原因で酸素欠乏になった可能性が高いことが分かりました。
特別研究学生の男性が亡くなったのは、徳島市庄町の徳島大学大学院の薬学研究科の研究棟です。
警察と大学によりますと、10月20日午前10時半頃、大学関係者が、低温培養室の中で、倒れている研究生を発見して、消防に通報。
救急隊が駆けつけましたが、その場で死亡が確認されました。
死因は、酸素欠乏でした。
この低温培養室では、試薬などを保管していて、室温は4℃に保たれていましたが、関係者によりますと、男性を発見した前日の19日は、午前8時台から午後4時台まで電気設備の点検の為に、研究棟が停電していたことが分かりました。
このため、室内温度の上昇を防ぐ方法として、ドライアイスが使用されていたということです。
警察はドライアイスから発生した二酸化炭素が低温培養室に滞留し、研究学生が酸素欠乏によって死亡した可能性が高いとみて、当時の状況を慎重に調べています。
(10/24 18:19 四国放送)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)