■スローガンは「期待を超える!」 2連覇目指す鳴門渦潮【徳島】(徳島県)
いよいよ12日・土曜日から、夏の高校野球県大会が開幕します。
フォーカス徳島では7日から4回にわたって、甲子園を目指す県内の注目校をご紹介します。
1回目は、2024年の王者、鳴門渦潮高校です。
(鳴門渦潮高校・森恭仁 監督)
「正直このチームが始まったときは、一つ上のお兄ちゃんたちが甲子園行ったので」
「どちらかというと、新チームはスタートも遅れてるし」
「お兄ちゃんに比べると力のない学年だったので、僕はしんどいと思ってました」
「ところが(秋季大会)優勝してしまったので、僕の想像をいい意味で超えていった」
「せーの、1・2・3」
春・夏4度、チームを甲子園へ導いた森恭仁監督も太鼓判を押す、鳴門渦潮高校野球部です。
2024年夏の甲子園に出場し、新チームの始動が遅れたものの、秋に行われた県大会では決勝戦で小松島を下し優勝。
春季大会では優勝を逃したものの、森監督の予想を大きく上回るチームに仕上がりました。
(鳴門渦潮高校・森恭仁 監督)
「ロースコアに持って行って、少ないチャンスをモノにして勝っていく。勝負強く戦っていくっていうチーム」
(鳴門渦潮高校・長嶋颯斗 主将)
「練習試合通して、粘り強く戦っていけるチームになっている」
そんなチームを支えるエース、大城礼投手です。
ストレート、カーブ、チェンジアップと2種類のスライダーを投げ分け打者を打ち取る、安定感抜群の右腕です。
(鳴門渦潮高校・大城礼 投手)
「変化球でカウントを稼いで、決め球はキャッチャーに任せて、バッターにあった球種で抑えに行ってます」
大城投手の最大の武器は、リリースポイントを自在に操れる投げ方にあります。
(鳴門渦潮高校・倉橋徠斗 捕手)
「サイドと、上からと、スリークォーター気味」
「バッター見て嫌がってるとか、反応見て投げさせたり、角度つけさせたりしてます」
もうひとり、注目の投手がいます。
西村大輝投手です。
先日の練習試合では2年生ながら完封勝利し、大城投手にも引けを取らない投手に成長しました。
そんな投手陣を援護するのが、渦潮打線。
この日は、試合を想定した打撃練習に打ち込んでいました。
(鳴門渦潮高校・森恭仁 監督)
「うちの場合は1アウト2塁1塁で、タイムリーヒットが欲しいのと」
「1アウトの、2塁ランナーのスタートが非常に難しいので」
「ほぼずっと1アウト、2塁1塁でこのチームはやってます」
「低く強くヒットを打つ練習をしたいということです」
この打線で特に注目なのが、3番ショート中山仁翔選手。
4番サード長嶋颯斗主将。
5番ファースト津田晃伸選手のクリーンナップ。
2024年、甲子園を経験した中山選手を中心に「強く鋭く」打つことを常に意識し、切れ目のない攻撃を繰り広げます。
(鳴門渦潮高校・長嶋颯斗 主将)
「チャンスで初球からどんどん振っていけるような、思いっきりのいいバッティングをしていきたい」
「期待を超える」というスローガンのもと、県大会2連覇、甲子園1勝を目指し、この夏を戦います。
(鳴門渦潮高校・森恭仁 監督)
「2連覇ということが言えるのはうちしかないので、2連覇を目指しますけれども」
「そのために目の前の試合を確実に勝っていく、一つずつ大事に戦って行こうと思います」
(鳴門渦潮高校・長嶋颯斗 主将)
「甲子園出て、そこで1勝できるように頑張ります」
練習中には、氷水に両腕をつけて体温を下げるなど、熱中症対策も万全に行っていました。
鳴門渦潮は初戦で、池田と徳島科学技術の勝者と対戦します。
(07/07 18:45 四国放送)
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