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最後のあんどん幻想夜 「さかもとあかりの里」惜しまれつつ幕引き【徳島】(徳島県)



10月14日の夜、勝浦町の坂本八幡神社では、参道などに手作りのあんどんが並べられ、幻想的な雰囲気に包まれました。

11年前から続いてきたこの人気イベント、実は2025年で最後となります。

地域の人たちの思いが詰まった、最後の夜の様子を取材しました。

■あんどん800基

あんどんの優しい光が、幻想的な雰囲気を醸し出します。

14日、勝浦町の坂本八幡神社で秋祭りに合わせて行われた「さかもとあかりの里」です。

境内には、町内外の保育園や小学校の児童らが絵付けをしたあんどん800基余りが並べられ、花手水が彩りを添えました。

■惜しまれつつ幕引き

過疎と少子化で賑わいを失いつつあった秋祭りを盛り上げようと、地元住民が11年前に始めた人気イベントです。

しかし、運営拠点の「ふれあいの里さかもと」が9月末で閉館したことを受け、惜しまれつつ2025年で幕引きとなりました。

(秋山諒太 実行委員長)
「最後ということなんですけど、最後だから寂しいという形ではなく」
「次の開催を目指して希望の光として集まって、楽しんでもらいたいってことと」
「自分で描いた絵を探してもらって探すという楽しみ方もあると思いますので、楽しんでもらいたい」

2024年好評だった幅3m長さ10mのトンネルには、2025年も児童らがデザインしたあんどんが展示されています。

秋祭りでは、女性だけの神楽も奉納されました。

■「残念です」「続けてもらいたい」

(訪れた人は)
「楽しいです」
「今年初めて来て、今年最後ということで残念です」
「今年最後なので、最後に見たいなということで」
「昔は本当に人がまばらだったので、これだけのたくさんの人が来てくれるようになったのがすごく嬉しいですし、続いてもらいたいです」

この日は約500発の花火も打ち上げられ、訪れた人たちは、秋の夜風に吹かれながらイベントとの別れを惜しんでいました。

(秋山諒太 実行委員長)
「平日にもかかわらず、こんなにも多くの方に来てもらって本当にありがたい気持ちで一杯です」
「綺麗だったと言ってくれる方とか、自分のがあって嬉しかったという方が多くて、嬉しいです」

(記者)
「来年以降、復活は?」

(秋山諒太 実行委員長)
「今のところ未定なんですけど、出来る限り何か方法がないか探っていきたい」

(10/15 18:08 四国放送)

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