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シンプルだけど奥深い 北欧生まれのニュースポーツ「モルック」楽しもう【徳島】(徳島県)



スポーツの秋たけなわですが今、じわじわと人気が広がっている「モルック」というスポーツをご存じでしょうか?。

北欧フィンランド発祥のニュースポーツ、その魅力と、徳島で「モルック」の普及に取り組む、みなさんの取り組みを取材しました。

■シンプルだけど奥深い

棒を投げてピンを倒す、シンプルだけど奥が深い、北欧フィンランド発祥のニュースポーツ「モルック」。

魅力は何と言ってもその手軽さにあります。

今、徳島でも「モルック」を楽しむ人たちが増えています。

普及に取り組んでいるのが「徳島モルックの会」です。

■愛好家がグループ結成

(徳島モルックの会・丸岡卓 会長)
「こんなんあるんじゃ、おもしろそうやけんやってみよっていうのから」
「弟と一緒にしてみよっていうて始めてみました」

「徳島モルックの会」は今から約6年前、丸岡さんが弟の研さんと2人で結成しました。

その後、徐々にメンバーが増え、今では総勢約30人に。

全国大会で好成績を残す猛者も、ちらほら出始めています。

■12本のピンを木の棒で倒す

ではさっそく、噂の「モルック」のルールを教えてもらいましょう。

プレイヤーは並べられた12本のピン、「スキットル」をめがけ、3.5m離れた場所から木の棒「モルック」を投げます。

(徳島モルックの会・丸岡卓 会長)
「投げ方なんですけど、野球みたいに上から投げるのは危険なので、禁止になっていて、下手投げアンダースローで投げる」

■先に50点ちょうどになれば勝ち!

複数本倒れた場合は倒した本数が、一本だけ倒れた場合は、書いてある数字が得点になります。

(徳島モルックの会・丸岡卓 会長)
「倒れたピンはその場で起こすようになります、それぞれ倒れたところで起こして、数字を正面に」

交互に投擲を繰り返し、先に50点ちょうどになれば勝ち。

オーバーしたら25点から再スタートになります。

■記者も人生初モルック!

(記者)
「人生初モルック挑戦します」

最初はあたりもしませんでしたが、投げ方を教えてもらい、挑戦すること3投目。

(記者)
「当たりはしたんですけど、力加減とか真っすぐとばすのが難しいです」

■ただ「投げる」だけ!でも楽しい

(徳島モルックの会・丸岡卓 会長)
「もともと僕、運動得意な方ではないんですけど」
「これなら投げるだけ、起こすだけ、ルールとかもシンプルなので、特に年齢とか性別も関係なく楽しめるので」
「そういうユニバーサルスポーツなところも、魅力かなと思います」

ただ「投げる」だけ。

ですが、これが意外と難しい。

投げ方にもいくつか「技」があります。

■投げ方に「技」あり

(徳島モルックの会・丸岡卓 会長)
「今からするのは『ふわり』という技になります。密集の中の奥の1本、これを上からふわりと棒を飛ばして当てます」


(徳島モルックの会・丸岡卓 会長)
「今度は後ろにスキットル(ピン)があって、後ろには倒せない、横に倒さないといけない。『かっさ』という技をします」
「モルック」をななめに持ち投げることで軌道を曲げて、ピン1本を横向きに倒す最も難しいともいわれる技です。

■世界大会に出場します!

(徳島モルックの会・丸岡卓 会長)
「誰よりも上手く誰にも負けないぞという気持ちで、来年のフィンランドである世界大会に出場するので(目標は)世界一になること」

今度は団体戦に入れてもらいます。

何だか楽しくなってきた。

レッツモルック!

最初から、両チーム順調に得点を重ねていきます。

ゴールの50点から逆算して狙いを定めて投げたり、相手がどのピンを狙うか予想し、相手に有利にならないよう投げるなど、戦略を練り頭も使う楽しさもモルックの魅力です。

試合も終盤、記者もコツを掴んできたところでしたが、相手チームはこの一投が決まれば50点到達。

さすが丸岡会長、完敗です。

(徳島モルックの会・丸岡卓 会長)
「マイナースポーツなので、知らない人もやったら楽しいスポーツなので、ぜひ食わず嫌いせずに体験してもらったら嬉しい」

丸岡会長の夢は「徳島といえばモルック」と言われるくらい、県内で「モルック」を盛り上げること。

「徳島モルックの会」は、新たな仲間を待っています。

「『徳島モルックの会』遊びにきてねー!」

「徳島モルックの会」は、インスタグラムやユーチューブでも随時情報を発信しています。

毎週火曜日に徳島市応神町で練習しているほか、毎月第2日曜日には松茂町で体験会も行っています。

興味のある方は、覗いてみてはいかがでしょうか。

(10/16 18:02 四国放送)

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