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ラジオ商事件 無罪判決から40年 支援者らが墓参り【徳島】(徳島県)



日本の裁判史上初めて、死後の再審が認められ冨士茂子さんに無罪が言い渡された「ラジオ商殺し事件」。

判決から40年を迎えた7月9日、当時の支援者らが冨士さんの墓参りに訪れました。

冨士茂子さんのお墓がある徳島市の光仙寺を訪れたのは、当時弁護団の副団長を務めた林伸豪弁護士や、冤罪被害者らを支援する日本国民救援会県本部の会員らです。

1953年、徳島市のラジオ商の男性が殺害された「徳島ラジオ商殺し事件」。

被害者の内縁の妻で殺人の罪で有罪判決が確定した茂子さんは、再審を求め続けたまま死亡しました。

その後、支援者らが遺志を引継ぎ活動を続け、1985年の7月9日、日本の裁判史上初めて死後の再審による無罪判決が言い渡されました。

当時の支援者らが集まり、茂子さんの墓参りをするのは、2015年以来10年ぶりです。

(当時の弁護団副団長・林伸豪 弁護士)
「残されたわれわれも、できるだけ刑事裁判制度の改正のために尽くして参りますと、見守ってくださいとそういう気持ちですね」

(07/09 18:45 四国放送)

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