■万博の熱気を伝える企画展 県庁1階ホール【徳島】(徳島県)
10月に閉幕した「大阪・関西万博」での、徳島県に関する展示などを紹介する企画展が、県庁で始まっています。
そこは、万博の熱気を閉じ込めた空間、初公開の作品もある企画展の見どころを佐々木さんが取材しました。
(記者)
「184日間の高揚と興奮をそのままに凱旋展示が行われているのがこちら、県庁1階、目に飛び込んでくる藍色が美しいですね」
この企画展は、10月に閉幕した「大阪・関西万博」における、徳島県の取り組みの成果を報告しようと県が開きました。
会場には、徳島県ゾーンで展示された作品など約30点が並んでいます。
(記者)
「一際目を引くこちらの作品は、渦潮をテーマにした、今回初お披露目の作品。静かな世界観の中にもどっしりとした威厳を感じます」
オブジェには、徳島県ブースの来場者が藍染体験で染め上げた、約2万8400本のひもが使われています。
万博を通じて紡ぎ出された、徳島の文化を象徴する作品です。
(記者)
「こちらは、ドイツパビリオンで実際に置かれていたソファ。徳島県とドイツの交流の証として無償提供されました」
「座るとふかふかで、このところ寒い日がつづきますが、万博の熱が伝わって温たかくなってきた気がします」
このほか、指物師・富永啓司さんが手がけた、木が美しく曲がる様を活かした技術をふんだんに使った作品も飾られています。
“期間中、徳島県ゾーンには44万8283人が訪れた”
(県万博推進課・渡部芳枝 課長)
「万博に行かなかった方のために、徳島県ゾーンで出展したコンテンツを見てもらおうと展示した」
「みなさんの想いを馳せながら、作品をじっくり見て過ごしてほしい」
万博の雰囲気を徳島で…、この企画展は、県庁1階ホールで2026年の3月末まで開かれています。
(12/09 18:38 四国放送)
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