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初の女性首相に高市早苗氏 県内の反応は【徳島】(徳島県)



臨時国会で10月21日、衆参両院の首相指名選挙がおこなわれ、自民党の高市早苗 総裁が女性初となる首相に選ばれました。

(額賀福志郎 衆院議長)
「高市早苗君を衆議院規則第十八条第2項により、本院において内閣総理大臣に指名することに決まりました」

21日に召集された臨時国会では午後、衆参両院で首相の指名選挙が行われました。

その結果、自民党の高市早苗 総裁が衆参両院で最多の票を獲得し、第104代の首相に選ばれました。

女性初の首相の誕生です。

県民の反応です。

(60代主婦)
「すごいですね。女性で初めてですよね」
「やっと日本も追いついたのかな、世界的にね」

(20代 会社員)
「新しく変わっていきそうで、結構私は楽しみにしてます」

(50代 会社員)
「国民目線で考えてくれているし、何か変えるっていう期待感があります」
「経済対策もそうですけど、社会保障の負担軽減みたいなところは頑張って欲しい」

(20代 夫婦)
「子育ての制度を良くしていただければ、こちらとしてもありがたい」

(80代 年金生活者)
「議員定数1割パンっと(削減してほしい)」

(記者)
「そこ期待ですか」

(80代 年金生活者)
「期待ですよ」
「仕事せんと居眠りばっかりしているのが、多いじゃないですか」

(30代 会社員)
「経済対策ですとか、いろいろ変えてくれそうな感じがするので、上向きになったらいいなと思います」

■各党の反応は

高市首相の誕生に、自民党県連の嘉見博之会長は「日本維新の会との連立で政策の幅が一層広がり、経済成長と安全保障、地方創生を両立させる政策が力強く進められることを願っている」とコメントしています。

日本維新の会 徳島県総支部の長田善成幹事長は「新たな連立政権の発足に強い期待と大きな責任を感じる。 与党の一員として、これまで以上に切実な地方の声を国政の中枢に届けていく」とコメントしています。

一方、連立解消となった公明党 県本部の古川広志代表は「女性初の総理として頑張っていただきたい。日本社会が持続可能な社会になるようしっかりと改革を進めて欲しい」とコメントしています。


■経済界や労働団体は

一方で高市新首相の誕生を経済界や労働団体、そして有識者はどのように見ているのか。

考えられる影響や期待することを聞きました。

(徳島経済研究所・蔭西義輝 上席研究員)
「一番最初に経済的なところで訴えられたのは、責任ある積極財政というところで、拡張的な財政政策はしてくるだろうと思う」
「経済を強くしたいという発言もあったので、額面通りに受け取るなら」
「実際に賃上げをする、給料を払う側の会社・企業の体力をいかに強くしていくかというところに、かなり力を入れて来るんだろうと思う」
「地方(の企業)がいかに頑張れるかで、経済の足腰が決まってくる」
「期待もしていますし、逆に言えば頑張らないとダメなのではないか」

(連合徳島・川口誠二 会長)
「非正規雇用が今、4割近くということが言われている」
「そこが正規雇用ということになるような、経済社会になっていくような対策を講じてもらえれば」
「排外的なところが大々的になってしまうと、すべての外国の方が悪いみたいなことになりかねないので」
「外国の方がいないと、今の日本の事業は回らないところもあるので、そこはちゃんと線引きをした対応をしてもらいたい」
「経済もそうだが、食料自給率を上げていきたいと言っていたので、コメの問題だけではないが」
「そういうところにも目を当てて、国内を良くしていこうと言っていたので、そこには期待をしたい」

■専門家は

(鳴門教育大学・山本準 名誉教授)
「自分の色をはっきり出すというのは、なかなか政治家としては難しいと思うが、結構彼女ははっきり出すし」
「保守本流のような訴えをすると受けるというところが、ちょうど高市さんの時代に当たったのではないか」
「与野党関係なく、やはり日本の経済をどうしていくのか、この不況をどう乗り越えていくのか」
「どうすれば国民が豊かになっていくのか、そこを争って欲しい」
「つまらないイデオロギーで国会で揉めて、なかなか審議が進まないとかは、もう従来日本にあった悪いパターン」
「本当の政治力を活かしてほしいし、政治家として活躍してもらいたいというところを考えれば」
「女性首相が生まれたというのは、一つのブレークスルーになると思う」
「やはりこれから変わっていってほしいし、変わっていくんじゃないかなと思っている」

(10/21 18:30 四国放送)

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