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「建てることが目的に…」 新ホール計画の「見直し」意見相次ぐ【徳島】(徳島県)



県議会の委員会では、12月9日も議員から、再公募が中止となった新ホール整備計画の見直しを求める声が相次ぎました。

藍場浜公園での新ホール整備をめぐっては、設計・施工などを担う事業者から参加表明がなく、2度目の公募も中止。

後藤田知事は事業費や工期を見直したうえで、3度目の公募を行う考えを示しています。

9日に開かれた県議会の経済委員会では、2度の公募中止を受け、議員から計画の見直しや、これまでの経緯の検証を求める声が相次ぎました。

(新しい県政を創る会・仁木啓人 議員)
「立ち止まるというのは、足を引っ張っているわけではない、これは県民のためです」
「県民の金をどうやって有意義に、知事が言うように最小のコストで最大の効果にするかと、この時間も含めて一回立ち返って欲しい」

(自民党県民会議・北島一人 議員)
「県として、今までのやり方が合っていたのかどうか、検証しないといけないと思う」
「もう、建てることだけが目的になってしまって、本当にいいものを県民のみなさんのためにという観点が今、抜けている感じがする」

これに対し、県の担当者は。

(県観光スポーツ文化部・伊澤弘雄 次長)
「県民のみなさんにお待ちいただいている。長年に渡る新ホール整備は悲願でもある」
「計画が前に確実に進む方法を今後考えて、具体化していきたい」

このように述べ、公募の方法について変更を検討していることを明らかにしました。

具体的には、これまでの設計・施工を一括発注する方式から、設計のみを先行して発注する方式への変更などを検討しているということです。

一方で、スケジュールについては決まっていないと述べました。

(12/09 18:38 四国放送)

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