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「乾燥注意報」の発表基準は? 佐々木予報士がマメテン解説【徳島】(徳島県)



(小玉アナウンサー)
「ここからは、お天気の豆知識を伝えてもらう『マメテン』のコーナー、気象予報士の佐々木さんです」

(佐々木気象予報士)
「冬を感じる寒さになりましたね、この季節に気になるものといえば乾燥」
「きょうの県内には乾燥注意報が発表されています、ということでテーマはこちら」

※再撮・
「乾燥注意報についてです。乾燥注意報とは何か、あらためてお伝えします」

(佐々木気象予報士)
「乾燥注意報とは、空気の乾燥により火災が発生する危険が大きい気象条件が予想された場合に発表されるものです」
「実はこの乾燥注意報は、地域によって発表の基準が違っています」

(佐々木気象予報士)
「徳島県の乾燥注意報の発表基準はこちら、空気の乾燥度合いを示す最小湿度が40パーセント以下であること」
「かつ、あまり聞きなれない言葉ですが、実効湿度が60パーセント以下と決まっています」
「実効湿度というのは、木材の乾燥度合いを表すもので、当日の湿度と前日の平均湿度を使って計算されます」
「ですので、空気が乾燥していても、木材の乾燥度合いを示す実効湿度が基準に満たない場合は、発表されないんですね」
「宮下さんは知っていましたか?」

(宮下アナウンサー)
「知りませんでした。乾燥による災害が発生する可能性があるときにでるので」
「空気だけじゃなくて、木材の乾燥度合も基準になっているんですね」

(佐々木気象予報士)
「去年1年間の、全国の月別の建物火災の件数を見ると12月は2259件で、12月以降、急増していることが分かります」
「これからの時期、火の取り扱いに注意し、乾燥注意報が発表されたときは、より一層の注意をしていただけたらと思います」

(小玉アナウンサー)
「ここまでマメテンのコーナー、気象予報士の佐々木さんでした」

(12/05 19:44 四国放送)

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