NNNニュース

「知事賞」の栄冠に輝いたのは? つるぎ町で西瓜コンクール【徳島】(徳島県)



夏の味覚の代表格、スイカの出来栄えを競うコンクールが、7月17日につるぎ町で開かれました。

グランプリにあたる「知事賞」の栄冠は誰に輝いたのでしょうか。

■西瓜コンクールに71個出品

西瓜コンクールは、つるぎ町の貞光中央公民館が主催する講座「西瓜教室」が毎年開いているもので、2025年で49回目です。

17日は、この教室の受講生が育てた自慢のスイカ、71個が出品されました。

(佐々木気象予報士)
「会場にはあま〜いスイカの香り、そしてみなさんの熱気が漂っています」

■出品者が目指すのは…

(参加者は)
「知事賞とるつもりで」

(参加者は)
「知事賞とれるように頑張ります」

出品者が目指すのは「県知事賞」。

■「知事賞」とは

「県知事賞」とは、最も優れたスイカに贈られる賞で、色や形、糖度や食感など、9つの項目の総合得点で最高得点をとった人に贈られます。

■30年以上連続出品!注目の大ベテラン

4月からフォーカス徳島が注目している、つるぎ町の佐藤茂夫さん76歳。

コンクールに30年以上連続で出品し続ける、大ベテランです。

しかし、県知事賞をとったことはなく…。

(佐藤茂夫さん)
「どうだろう不安です、不安が一番でも大丈夫です。」

2025年こそはとりたい、県知事賞。

今、初めて断面があらわになります。

果たして…!。

■「いけたんちゃうん?」

(佐藤茂夫さん)
「イカン イカン」

(隣にいた人)
「いけたんちゃうん?」

(佐藤茂夫さん)
「いや、どんなんか見えん」

(隣にいた人)
「いいよ、中身詰まっとるよ」

■今度こそ「初の栄冠」か?

(佐藤茂夫さん)
「オ〜いいじゃない」
「いけるね」

(佐々木気象予報士)
「どうですか」

(佐藤茂夫さん)
「種が少ないんがいいんぞ」

(隣にいた人)
「(皮の)肉厚も1センチくらいしかないよ!やったでぇ!今年も!」

(佐藤茂夫さん)
「やるやる」

滑り出しは上々、真っ赤な実に少ない種、断面の美しさに、ここは高得点が期待できそう!

西瓜教室のライバルやギャラリーも見守る中、この後も食感や糖度の審査が続きます。

1時間半に及ぶ審査が終わりました。

■ギャラリーのお目当ては…

結果発表の前にコンクール恒例、出品されたスイカ、半玉300円からの販売が行われます。

ギャラリーの皆さんは、これがお目当てなんですね。

■知事賞の栄冠に輝いたのは

そしていよいよ結果発表、忖度なし、厳正な審査の結果県知事賞をとったのは…!。

つるぎ町太田地区の、長野 稔さんでした。

(知事賞・長野稔さん)
「うわ〜と、ふわ〜と、気持ちがふわ〜っとなりましたよ」
「とれるかなと思ってたからね、とれたからね、嬉しかったです。また来年も知事賞狙って頑張りたい」


■大ベテランの結果は?

佐藤さんの順位は21位、入賞ならず…。

(佐藤茂夫さん)
「ショック、心に空洞ができました」
「上には上がおるということが分かりました」

スイカづくりは甘くはない。

悲喜こもごものスイカ物語、戦いの舞台はまた2026年の夏。

(07/17 18:45 四国放送)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)