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秋深まり新酒の仕込み始まる 三好市の酒造会社【徳島】(徳島県)



10月21日の朝は寒いと感じた方も多かったのではないでしょうか?。

秋も深まり始め、県内の酒どころ三好市にある酒造会社では、新酒の仕込み作業が始まっています。

三好市井川町にある、創業112年の歴史を持つ芳水酒造では毎年、気温が下がり始めるこの時期に酒造りを始めます。

2025年は、19日から仕込みが始まりました。

19日は、酒のもととなる「酒母」に麹や蒸した米を足して「もろみ」を作る仕込みの第一段階を行い、21日は第二段階として「もろみ」に蒸した米と水を足す作業が行われました。

こうした作業を繰り返し、酒の原料を増やしていきます。

2025年は、高い気温にも品質が落ちにくいと言われる、兵庫県産の「虹のきらめき」という品種の酒米を初めて使用しました。

21日は140キロの米をもろみに足したあと、温度が8度になるように職人が氷や水を加えて調整しました。

2025年は記録的猛暑でしたが米の品質は良く、例年通りの時期に仕込みが始まったということです。

( 芳水酒造・馬場泰地 代表取締役)
「一合目の仕込みはみんな楽しみにしてて、お客様に喜んでもらって」
「日本酒全体の価値だとか、芳水のブランドの価値を少しでも感じてもらったら、嬉しい気持ちでいっぱいです」

「もろみ」は20日ほど発酵を進めることで新酒となり、21日に仕込んだ酒は、11月中旬ごろ酒屋などに並ぶ予定です。

酒蔵の仕込み作業は、2026年3月まで続きます。

(10/21 18:09 四国放送)

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