ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

11月23日にご紹介した金子みすゞの詩

『金魚のお墓』
金魚すくいですくった金魚を飼った方も多いでしょう。亡くなった金魚が、土の中で何を思っているかという内容なんですが、懐かしい池ののどかな様子を目にうかべ、そして土の中で、魂は土の上に降るしぐれの音を聞いていて、そして、最後には金魚屋さんでいっしょにいた、むかしの友達を想っていると。なんとも、美しく切ない詩でしょうか。金子みすゞさんの詩に触れると、日頃の雑雑とした空気がすーっと綺麗に浄化されるような、そんな気持ちになります。