大人の音楽堂 ブログ
CREAM
2025年04月28日
エリック・クラプトンのキャリアの中でもハードなサウンドはやはり「クリーム」。既に名前が知れ渡っていた「ジンジャー・ベイカー」をドラム、「ジャック・ブルース」をベース&ヴォーカル。そして「エリック・クラプトン」のトリオ。結成当時は鳴り物入りでしたが、さほど受けなかったようです。そこへ「フィリックス・パパラルディ」がプロデューサーとして加わって一気にスーパーバンドに。次々と名曲、名演奏で話題になります。
結成は1966年。ビートルズはもちろんローリング・ストーンズ等が大人気。そこへ新しいスタイルの「クリーム」。ブルースを基調にしたハードなサウンドは新しいスタイルとして後世に出てくるバンドやミュージシャンに大きな影響を与えます。まだまだ黎明期の日本のミュージシャンはクリームを完全にお手本にしています。時代的にやはりサイケデリックの要素たっぷり。とてもカッコいいですね。
スタジオバージョンは短いのですが、彼等の特徴はライブでのインタープレイ、即興演奏。ジンジャー・ベイカーのタムを多用した独特のドラミング。リード・ギターのようなジャック・ブルースのベース。甘くなんとも云えない二人のヴォーカル。ハーモニーもとてもカッコいい。一方エリック・クラプトンはGibsonのハンバッキン・ピックアップをMarshallのスーパーリード100にプラグイン。フルヴォリューム。ワウペダルを多様したギターは最高。3人で戦っています。若さあふれるサウンドが体験出来ます。
しかしメンバーの確執(特にジンジャー・ベイカーとジャック・ブルース)があり、間に入るクラプトンも疲れたのかもしれません。1968年、活動2年半で解散。しかしこの解散コンサートが最高。可能なら皆様も動画を探して観て下さい。時代を感じる強烈なライブです。バトルと言ってもいいでしょう。2005年に一時的に再結成しますが、この映像もかなり楽しめます。バンドマンにはたまらないのが「クリーム」です。
さて次回はクリーム解散後のエリック・クラプトンです。お楽しみに。
今回オンエア
Sunshine of Your love
Badge
Strange Brew
Outside Woman Blues
Swlabr
White Room
Crossroads