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JANIS JOPLIN

2025年07月28日

1960年代末のカウンターカルチャーを象徴する女性シンガーといえばやはりジャニス・ジョプリン。その圧倒的な歌と存在感は間違いなく永遠に語り継がれることでしょう。特に1967年のモンタレー・ポップ・フェスティバルのパフォーマンスは圧巻です。動くジャニスを観たのはこの映像が初めてでした。確か俺が二十歳くらいでした。有名なオフィシャル映像で確かめることができます。
 
彼女は厳格で閉鎖的な家庭環境である種のコンプレックスを持っていた少女時代だったみたいです。幼い頃からベッシー・スミスを聴き、ある時友人から聴かされたレッド・ベリーのレコードを気に入ってブルース、フォークに傾倒していったそうです。そして大学に入りますが今で言う「イジメ」を受け中退、1963年サンフランシスコへ行き、シンガーとして新たな一歩を…その後いろんな事があり、ビッグ・ブラザー・アンド・ザ・ホールディング・カンパニーに加入。その後ソロに…そして1970年27歳で天国へ…。本当に伝説になってしまいました。
 
生前のソロアルバムはたったの2枚。名盤「pearl」は亡くなってからのリリースです。メンバーやスタッフの彼女への思い入れが素晴らしく感じられますね。魂の塊みたいなアルバムです。有名になればなるほど「孤独」にさいなまれドラッグ漬けになったのかもしれません。
 
「生きながらブルースに葬られ」という邦題の曲と本があります。とても意味深いタイトルですね。彼女は歌う時だけが自分の存在価値を感じていたのかもしれません。ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリックスもそうですが、若くして逝ってしまったのはとても残念です。ジャニスがドラッグと手を切ってある程度健康に1970年代を生きていたらと考えると…。
 
次回は突然の訃報オジー・オズボーン。やりきれません。
 
今回オンエア
PIECE OF MY HEART 
HALF MOON  
MOVE OVER 
ME AND BOBBY MCGEE  
CRY BABY
SUMMER TIME

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