日本民間放送連盟賞の中国・四国審査会において、テレビ2部門・ラジオ1部門で最優秀賞、テレビ・ラジオ各1部門で優秀賞を受賞しました。最優秀作品は8月の中央審査に出品されます。

 

〇テレビ/報道番組部門 最優秀賞
 「いろめがね ~部落と差別~」

〇テレビ/エンターテインメント番組部門 最優秀賞
 「幸せフラガール」

〇テレビ/教養番組部門 優秀賞
 「お船謡がきこえる」

〇ラジオ/報道番組部門 最優秀賞
 「医療的ケア児とその家族 ~幸せへの支援、ひとつのかたち~」

〇ラジオ/教養番組部門 優秀賞
 「人生 一ぽん橋 鍬かついで通る~土に生きた俳人、江良碧松~」

 

いろめがね ~部落と差別~

 

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令和5年5月28日(日) 深夜1:30~2:35放送
テレビ/報道番組部門 最優秀賞

古くから続く部落差別は今も消えず、インターネット上には部落を特定する動画や差別的な書き込みが溢れています。部落差別と闘う当事者を取材し、私達が持つ差別意識と向き合います。

(講評)
私たちの中にある差別意識と真正面から向き合い、悩みを抱えながら生きる当事者の生の声を伝えた作品

 

幸せフラガール

 

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令和5年5月29日(月)10:25~11:20放送
テレビ/エンターテインメント番組部門 最優秀賞

ハワイで暮らす野口のあさんは、周防大島町出身のフラガール。ハワイで学び、歌い、舞って…。
いつの日か、ふるさとの島とハワイを結ぶ懸け橋になりたいと思っています。

(講評)
少女の成長記録にとどまらず、周防大島町とハワイの関係や移民の歴史など、背景まで掘り下げて描いた作品

 

お船謡がきこえる

 

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令和5年5月14日(日)午後3:55~4:55放送
テレビ/教養番組部門 優秀賞

萩市浜崎地区で演唱される民俗芸能『お船謡』。
350年以上にわたり人から人へ脈々と歌い継がれてきました。謡と共に暮らしをたてる港町の記録です。

(講評)
日本の伝統や祭りを無くしてはいけないということを、改めて感じさせてくれる作品

 

医療的ケア児とその家族 ~幸せへの支援、ひとつのかたち~

 

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令和5年5月28日(日) 午後9:00~10:00放送
ラジオ/報道番組部門 最優秀賞

医療的ケア児とは、日常生活を営むために人工呼吸器や痰の吸引などのケアが必要な子どもたちのこと。彼らを受け入れるデイサービス施設 「OZデイ しゅうなん」(周南)を営む森延深雪さんの活動を通して医療的ケア児が置かれた現状やケアする家族が抱える問題を探りました。

(講評)
医療的ケア児について、施設、家族などを多角的に取材していた。ケアの様子を音だけでイメージできた。

 

人生 一ぽん橋 鍬かついで通る~土に生きた俳人、江良碧松~

 

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令和5年5月29日(月) 午後9:00~10:00放送
ラジオ/教養番組部門 優秀賞

種田山頭火と並び、当時、自由律俳句の世界で評価されていたのが田布施町に生まれ88歳で没した江良碧松(えら へきしょう)。農業の傍ら、生活の中から生まれた素朴な句を詠み続けました。番組では、光市在住の作家、室積 光さんをナビゲーターに、田園の俳人、碧松の作品や足跡を辿りました。

(講評)
このような素晴らしい俳人がいることを初めて知った。番組としてスキがなく聴きごたえがあった。