日本民間放送連盟賞の全国審査において、山口放送が制作したテレビ・ラジオ番組、放送活動が、5部門で優秀賞を受賞することが決定しました。
〇テレビ/報道番組部門 優秀賞
「いろめがね ~部落と差別~」
〇テレビ/エンターテインメント番組部門 優秀賞
「幸せフラガール」
〇ラジオ/報道番組部門 優秀賞
「医療的ケア児とその家族 ~幸せへの支援、ひとつのかたち~」
〇特別表彰部門 青少年向け番組 優秀賞
「熱血テレビスペシャル 俺たちウォーターボーイズ!!~15歳 僕は見つけた~」
〇特別表彰部門 放送と公共性 優秀賞
「平和を求めて 50年の放送活動」
令和5年5月28日(日) 深夜1:30~2:35放送
テレビ/報道番組部門 優秀賞
古くから続く部落差別は今も消えず、インターネット上には部落を特定する動画や差別的な書き込みが溢れています。部落差別と闘う当事者を取材し、私達が持つ差別意識と向き合います。
(講評)
差別の構造を知るべきという強い覚悟で「私たちの中にある差別意識の正体とは何か」に迫っている。誰もが差別する側になることを改めて考えさせる優れた番組。
令和5年5月29日(月)10:25~11:20放送
テレビ/エンターテインメント番組部門 優秀賞
ハワイで暮らす野口のあさんは、周防大島町出身のフラガール。ハワイで学び、歌い、舞って…。
いつの日か、ふるさとの島とハワイを結ぶ懸け橋になりたいと思っています。
(講評)
のあさんを中心に、周防大島とハワイの関係、日本人の歴史を描いた秀逸なドキュメンタリー。
令和5年5月28日(日) 午後9:00~10:00放送
ラジオ/報道番組部門 優秀賞
医療的ケア児とは、日常生活を営むために人工呼吸器や痰の吸引などのケアが必要な子どもたちのこと。彼らを受け入れるデイサービス施設 「OZデイ しゅうなん」(周南)を営む森延深雪さんの活動を通して医療的ケア児が置かれた現状やケアする家族が抱える問題を探りました。
(講評)
医療的ケア児について、施設、家族などを多角的に取材していた。ケアの様子を音だけでイメージできた。
令和5年5月30日(火)午前10:25~11:25放送
特別表彰部門 青少年向け番組 優秀賞
2011年、山口県阿武町で、まちを盛り上げようと、有志の若者たちがシンクロナイズドスイミングチーム「ABUウォーターボーイズ」を立ち上げました。そんな大人たちのチームに「自分を変えたい!」と入った男子高校生の奮闘記です。
(講評)
内気な性格の高校生が社会人になるまでの6年間の成長を追いかけたドキュメンタリーは、人との関わりの大切さを教えてくれる。地域の活性化にもつながる。
特別表彰部門 放送と公共性 優秀賞
山口放送では、開局以来、平和を求める放送活動を一貫して続けてきました。1970年代からは戦争をテーマにしたドキュメンタリー番組の制作に力を入れています。地方局として平和を希求する半世紀の放送活動を報告しました。
(講評)
歴代の記者たちが世代を超え、使命感を持って戦争の取材に取り組み続ける放送局のDNAを評価。