ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

6月1日にご紹介した金子みすゞの詩

『ぬかるみ』
裏町のとおりの日かげのぬかるみ。いつまでも乾かないぬかるみ。私たちは「ぬかるみ」というとあまりいいイメージを持ちません。でも、みすゞさんの眼差しは違いました。そのぬかるみに映る青い空を見つめていました。この世の中のものには全て表面だけではなくその中に隠れているもの、裏にあるものが存在します。その見えない部分に大事なものも隠れている。みすゞさんは暗い中にも希望の光、苦しい中にも明るい未来、いつもその気持ちを忘れない人だったんだと思います。

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