ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

10月11日にご紹介した金子みすゞの詩

『達磨おくり』 
運動会の種目のひとつ「達磨おくり」。この詩の中で、勝った白組の主人公たちが、負けた赤組を見ながら、揃って手をあげ「ばんざあい」と声を張りますが、先生が「もひとつ」と言ったことで、負けた赤組の負けた思いがよぎるんですね。最後は、主人公は小声で「ばんざあい」と言うのです。勝負事ではどうしても、勝った気持ちが強くなりますが、相手の気もちを汲み取る心の余白があると、同じ「ばんざい」も、声色がちがってくるのでしょう。ちょっとした思いやり。そのちょっとを感じ取るわたしたちです。

月間アーカイブ