ヤスベェの人生100歳満点!

転ばぬ先の知恵

2024年03月 月間アーカイブ
高齢者の薬物依存
2024/03/30放送
出演者
NPO法人 山口県終活支援協議会 理事長 徳沢 靖 さん

◆今週と来週は、この番組ではお馴染み、NPO法人 山口県終活支援協議会理事長 徳沢靖さんにご出演いただきます。とくさん、おはようございます。
 
◇おはようございます。
 
 
◆さっそくですが、今日はどんなお話しをしていただけますか?
 
◇実は先日、終活カウンセラー協会の勉強会が周南市で開催され、私が講師を務めました。そこでお話ししたことを今週と来週、2回に分けてお届けしようと思います。ヤスベェさんにも来ていただき、ありがとうございました。
 
 
◆いえいえ、お疲れ様でした。今日は何についてお話しいただけますか?
 
◇はい。「高齢者の薬物依存」について、お話ししようと思います。
 
 
◆今日は少しおそろしいテーマですね。「高齢者の薬物依存」ですか。
 
◇えっ!と思うような話題なのですが、ここでいう薬物とは、覚醒剤や大麻、そして向精神薬などです。
 
 
◆向精神薬とはどんなものですか?
 
◇向精神薬とは、精神に何らかの影響を与える薬物の総称ですが、ここでは薬物乱用と使用による害に懸念のある麻薬のような薬物のこととします。
それぞれの薬物の特徴なのですが、覚醒剤とはアンフェタミンやメタンフェタミンという化学薬品で現在では当然違法とされています。しかし昭和26年までは「ヒロポン」という商品名で薬局で買うことができ、当然多くの依存症患者が発生していました。この覚醒剤のたちが悪いことは依存性の強さで、たとえ何年も辞めていたのにフラッシュバックという現象が突然現れて、また、覚醒剤を求めてしまうことがあります。
 
 
◆「ヒロポン」という名前は聞いたことがあります。今では「覚醒剤」と聞くと「中毒症状が出て、幻覚が見える」というおそろしいイメージですが、薬局で売られていた時代があったんですね。
 
◇はい。法律制定前に「ヒロポン」を摂取していた人、また法律制定後もしばらくは野放し状態だったようですので、その際に依存症になった方達が今になって覚醒剤を求めることがあります。私も警察官時代に多くの覚醒剤使用者と対峙しましたが、びっくりするような高齢者も多くいた記憶があります。
 
 
◆その時代に依存症になった方々で、先ほど「フラッシュバック」という言葉が出てきましたが、今になって覚醒剤を求める高齢者の方もいるんですね。
 
◇はい。そして今、終活において、これらの麻薬が注目されています。実は欧米、特に北米地区では高齢者の麻薬使用、特に大麻の使用が大きな問題となっています。その背景には大麻には強い鎮静作用があり、身体の痛みが一時的にですが緩和される働きがあるためです。また、大麻の摂取方法の主流がタバコのように喫煙することから、タバコにあまり抵抗のない高齢者が受け入れやすいという背景もあるようです。
 
 
◆え~。アメリカでは高齢者の麻薬、大麻の使用が問題になっているんですか。
 
◇はい。しかしその代償は大きくて、大麻を合法化したコロラド州では精神疾患の患者が一挙に40倍に達し、その大半が大麻使用者であったそうです。また、違法である大麻や覚せい剤を入手するためには反社会的勢力の関係者とも接点を持つこととなり、これをきっかけに薬物の購入資金を得るために特殊詐欺などに加担していくこともあります。また、ゲートウェイドラッグとも言われて、タバコから始まり法を守る意識が低くなってしまい、大麻、そして覚せい剤などに発展していくパターンが非常に多いように思います。このように年齢に関わらず危険性を伴うもので、やはり絶対に手を出してはいけないものなのです。
 
 
◆そうですね。やはり大麻・覚醒剤はこわいですね。
 
◇実はこの度、国会においても大麻取締法や麻薬及び向精神薬取締法の改正が行われ、大麻を麻薬として規定しています。それに伴い、今まで規制がなかった大麻の使用罪についても規定され、大麻に対する規制が強化されました。ただし今回の法改正は、医療用としての大麻については認可されることとなり、難治性てんかんの一種「ドラベ症候群」などの難病の特効薬として、海外で使用されている大麻を原料とした治療薬は国内でも医師の処方のもと認可されこととなりました。
 
 
◆簡単に言えば「悪い大麻」と「良い大麻」をはっきりさせたということでしょうか?
 
◇そうですね。このように大麻取締法が大きく改正された背景には若者の乱用が増えていることと、欧米で問題となっている高齢者の使用について先手を打つための改正といえます。このような薬物犯罪は都会のことで山口県には関係ないだろうと言われる方もあるのですが、実は山口県でも薬物犯罪は多く、福岡県の暴力団組織から大量の覚せい剤や大麻が持ち込まれています。
 
 
◆法律も改正され、山口県民も今まで以上に「違法薬物」には気を付けないといけないですね。とくさん、大切なお話、ありがとうございました。
 
◇ありがとうございました。

変形性膝関節症②
2024/03/23放送
出演者
医療法人さいとう整形外科 理事長兼院長 斉藤良明さん

◆今週も熊毛郡平生町で開業されています医療法人さいとう整形外科理事長兼院長 斉藤良明さんにお越しいただきました。おはようございます。
 
◇おはようございます。
 
 
◆先週は私たちにとって身近な病気・変形性膝関節症について、お話しいただきましたが、途中になってしまいましたので、今日はその続きをお願いします。先生、重要なことですので、出来るだけ分かりやすくお願いします。
 
◇分かりました。実は変形性膝関節症には重症度分類があります。痛みや可動域だけでなくレントゲンで分類されます。この重症度によって治療方法が異なってきます。軽度~中等度の場合には運動療法が非常に効果的です、代表としてはスクワットによる筋力トレーニングがあげられます。ヤスベェさん、スクワットをやってみてください。
 
 
◆ちょっと待ってください。広いところに移動しますね。こんな感じですか。
 
◇だめだめ、上半身を前方に倒してスクワットをしているので、膝に負担がかかり軟骨を痛めてしまいますよ。以前、重心のお話をしたと思います。正しいスクワットは背筋をのばして、お尻をおろして、太ももだけで立ち上がります。よく見てください、こうです。おわかりになりますか。
 
 
◆正しいスクワットをするとこんなにも太ももに負担がかかるんですね。
 
◇その通りです。スクワットの他には水中ウォーキングが良いとされています。浮力を使うことで膝の負担を小さくして筋肉が鍛えられます。姿勢を意識しながら水を蹴るように前進してください。他にはエルゴメーターといいまして自転車こぎが効果的です。
 
 
◆自転車こぎというとダイエットに使うものではありませんか。
 
◇はい、自転車こぎは有酸素運動なので脂肪を消費する効果があります。一方でペダルをこぐことで膝が回転しますので可動域の維持・拡大に効果的なのです。
 
 
◆なるほど、変形性膝関節症の重症度分類で、重症以外の場合はスクワット、水中ウォーキング、自転車こぎ等の筋力トレーニングが有効なんですね。先生のクリニックでは運動療法を指導されていますか?
 
◇はい、当院では理学療法士やトレーナーがマンツーマンで担当しています。痛みが強い方には薬物療法を併用して運動療法を行うようにしています。薬物療法と聞くと飲み薬のイメージがありますが、膝の軟骨の保護剤としてヒアルロン酸注射も併用しています。
 
 
◆膝の注射と聞くとそれだけで恐ろしいんですが、痛いんですか?
 
◇まったく痛くない注射はありませんね。しかし、この道35年の経験からできるだけ痛くないように注射しています。
 
 
◆何かコツがありますか?
 
◇企業秘密です(笑)整形外科医として最も注意していることは手術適応といいまして、手術のタイミングを見失わないように患者さんとお話しすることです。
 
 
◆状態が悪くなっていくと確かにタイミングは非常に重要そうですね。どんな手術が行われるのでしょうか?
 
◇最も多いのは人工膝関節置換術といいまして、すり減ってしまった軟骨を金属とポリエチレンの受け皿で置き換えるものです。手術によって痛みのある部分を切除しますので快適に歩くことができます。山口県内においても様々な病院で積極的に行われている治療法です。手術してよかったという声が圧倒的に多いです。
 
 
◆人工膝関節置換術ですか。手術と聞くと怖そうですが、快適に歩けるようになるのであればいいですね。私の知人にも手術をすべきかどうか悩んでいる方がいます。先生ならばどうアドバイスされますか。
 
◇最も大切なことは、その方にやりたいこと、生き甲斐が何であるかです。手術をすることでやりたかったことができるようになるかどうかが重要になります。まずは、レントゲンを見て変形が強いかどうか。ついで膝が曲げたり伸びたり出来なくなっているかどうか。それにより、日常生活で不自由がどれくらいあるかをお聞きして判断します。例を挙げると、旅行に行きたい、会いたい人に行きたいなど、移動することが第1の目的であれば手術をおすすめしています。
 
 
◆なるほど、レントゲンだけで判断するのではなく、その方のライフスタイルなども考慮して手術をした方がいいかどうかを考えられているのですね。
 
◇その通りです。手術を受けられるのは患者さんなので、患者さんの気持ちに寄り添った医療をこころがけています。
 
 
◆素晴らしいことですね。患者さんとしても今後の自分の生き方などにも配慮して考えてもらえると嬉しいですよね。斉藤先生、最後に一言、お願いします。
 
◇膝へのいたわりを大切にすれば、人生100歳満点ですね。
 
 
◆お見事!!!斉藤先生、2週にわたり大切なお話、ありがとうございました。
 
◇ありがとうございました。

変形性膝関節症
2024/03/16放送
出演者
医療法人さいとう整形外科 理事長兼院長 斉藤良明さん

◆今日は、熊毛郡平生町で開業されています医療法人さいとう整形外科理事長兼院長 斉藤良明さんにお越しいただきました。おはようございます。
 
◇おはようございます。
 
 
◆斉藤先生は久しぶりのご出演になりますが、これまで人生100歳時代を迎えるにあたり、いつまでも歩ける身体作りについて、「フレイル」「ロコモ」「姿勢」などについてお話ししていただきました。大事なことですので簡単に振り返っていただけますか?
 
◇はい分かりました。『フレイル』とは年を取ることにより、心身が老いて衰えた状態のことで、健康な状態と要介護状態の中間の段階のことを言います。『ロコモ』とは正式には「ロコモティブシンドローム」と言いまして関節や筋肉などの運動器の故障のため、立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態です。それらが特に重症なロコモ度3の延長がフレイルといわれており、ロコモティブシンドロームにならないことが同時にフレイルにならないということになります。
 
 
◆なるほど、身近にも身体のあちこちが痛いなど、運動器の病気になられた方が沢山いらっしゃいますが、ロコモティブシンドロームの原因は身体のどの部分の故障が多いのでしょうか?

◇それは、なんといってもひざと腰の病気と骨折です。今回はとても多いひざの病気「変形性膝関節症」についてお話ししましょう。よく、ひざが曲がらなくて歩きにくくなった。病院に行ったら軟骨がすり減っていると言われたなど、このような声をお聞きになると思いますが、それを変形性膝関節症といいます。
 
 
◆よく聞く病名なんですが、原因はなんでしょうか?
 
◇はい、まずひざの構造からお話しいたします。ひざはお皿と呼ばれる膝蓋骨と大腿骨とスネの骨の脛骨と呼ばれる3つの骨からなっており、これらの骨は軟骨に覆われています。また、半月板という組織がクッションの役割をしており、関節が滑らかに動くのを助けています。このクッションの役目をする半月板や軟骨が痛んでくると変形性関節症の原因となります。また、加齢・肥満・O脚・膝の酷使も原因の1つとされています。
 
 
◆なるほど、加齢とともに肥満やひざの酷使も原因の一つなんですね。男性と女性ではどちらが多いのでしょうか?
 
◇圧倒的に女性です。
 
 
◆え~そうなんですか。それはなぜですか?
 
◇はい。男性と比べて女性の関節は構造的に不安定ですし、筋力の低下に伴い関節を支える力が低下してしまうので、半月板や軟骨に負担が加わりやすいんです。一般的に歩いている時は片ひざに体重の約3倍の重さがかかると言われています。階段の上り下りになると更に増えて、5倍と言われています。
 
 
◆ということは、体重が1kg増えると片方のひざには3~5kgも負担が増えるんですね。
 
◇そうです。食べ過ぎや運動不足など悪い生活習慣による肥満を改善することがひざの痛みの予防に最も重要です。また、階段の上り下りをする前に、軽い曲げ伸ばしのウオーミングアップをすることもいいですね。自分にあった靴を選ぶことも大切です。
 
 
◆どんな靴がいいのでしょうか?
 
◇かかとの高い靴やつま先の細い靴はダメです。サンダルなどの脱げやすい靴もダメで、足のサイズにあった靴底の柔らかいものがいいですね。杖も効果的です。
 
 
◆素朴な疑問ですが、杖はどちらの手に持つのがいいのでしょうか?
 
◇杖は良い方のひざ側に持ちます。杖の使用によって身体の重心が痛いひざから良いひざに移動し、痛い方のひざへの負荷を減らすことができるからです。
 
 
◆なるほど。杖は大切なんですね。また、よく温めたほうがいいとか冷やしたほうがいいとか言われますが、どっちが正解ですか?
 
◇急な痛みは冷やします。慢性的な痛みは温めます。ですので、変形性膝関節症は温めることが効果的です。入浴時に湯船でしっかり膝の曲げ伸ばしをおこなうことも効果的です。
 
 
◆温めて、ひざをゆっくり動かすことは良いことなんですね。そのほか日常生活で注意することはありますか?
 
◇しゃがむ姿勢や立っている姿勢より、座っている方がひざの負担が少ないと言われています。家事は立ち仕事が多いので、ときどき椅子に座って休憩をとってください。
 
 
◆おっと先生、時間が来てしまいました。この続きは来週お願いします。我々にとって身近な病気・変形性膝関節症。歩くのに大切なひざですので、しっかり学んでいきたいですね。斉藤先生、今日はありがとうございました。
 
◇ありがとうございました。

「花もめん」で 毎日、充実!!
2024/03/09放送
出演者
山口市シルバー人材センター会員 田中安江さん

◆今週は「シルバー人材センター」で生き生きと働かれているシルバーの方にご出演いただき、様子を詳しくお伺いしてみようと思います。「山口市シルバー人材センター」会員の田中安江さんにお越しいただきました。田中さん、おはようございます。
 
◇おはようございます。
 
 
◆まずは田中さんのプロフィールを簡単にご紹介しましょう。田中さんは3年間化粧品会社にお勤めになられた後、保険会社へ移られ、営業を3年、新人育成の部署で27年お勤めになられました。趣味は、洋裁、染色、なぎなた、御詠歌(ごえいか)とのことで、現在71歳です。田中さん、趣味の御詠歌とはどういうものですか?
 
◇ご詠歌は、仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌と成し、曲に乗せて唱えるもので、日本仏教において平安時代より伝わる宗教的伝統芸能の一つです。お腹から大きな声を出すのでとても健康に良いと言われています。山口市内の永福寺で練習しています。メンバーは90歳代3人、80歳代2人、70歳代2人の計7人です。春と秋のお彼岸とお盆の法要にて、唱えさせていただいています。姿勢もよくなりますし、なぎなたと同じくストレス解消にもなります。
 
 
◆良いご趣味ですね。どんなきっかけでシルバー人材センターの会員になられたのですか?
 
◇私は定年退職後、サンデー山口のチラシを見て「花もめん」はどんな所か興味を持ちセンターに行ってみました。会員さんからいろいろご説明していただきき、ミシンを踏むのが好きな私は早速入会しました。洋裁の学校で学んでおらず、我流でやっていたので、先輩方の指導が私の技術向上に大変役立っております。
 
 
◆「花もめん」とはどのようなところなんですか?
 
◇センターは山口市「しあわせプラザ2階」にあるのですが、そこの和室で週3日会員が集まって活動をしています。洋服の補正やオーダー品、手作り品など販売してその売り上げが配分金として収入になる独自事業のグループです。売り上げがちょっとしたお小遣いになって、自分の作品がお客様に買っていただけることも嬉しく励みになり、楽しく働いています。花もめんの活動は、毎週、月・水・木曜日の10時から15時です。月に1回程度の当番日はありますが、他は自分の都合に合わせ自由に参加しています。
 
 
◆趣味の洋裁を活かして作品を作り、いろいろな所で展示・販売をして、売上の中からお金がいただける。実に楽しそうですね。
 
◇はい。充実しています。年に2回、4月と9月に菜香亭で展示販売を行い、また毎月第一日曜日には山口市米屋町のコメコメマルシェにも出店しています。来週3月13日には先週この番組内でもご案内のあったアスピラートの「おしごと説明会&ちひろスプリングコンサート」でも出展販売の予定です。是非お立ち寄りください。因みに4月の菜香亭は4月21日の日曜日です。
 
 
◆展示販売ではどんなものが買えるのでしょうか。
 
◇市民の皆さんからご寄付いただいた古布等を使って作った作品を販売します。古布を活用した手作り品としては、洋服、エプロン、バック、牛乳パックの椅子などがあります。小物ではブローチ、キーホルダー、財布など、また、季節に応じた飾り物、おひな様、こいのぼり、七夕提灯などもあります。布ではないのですが、ご寄付いただいた廃油で作るエコ石鹸も販売をしています。SDGsにも貢献しています。
 
 
◆色々な物を販売されるんですか。田中さんは、趣味もたくさんおありのようですが、時間の使い方など
どのように調整されていますか。 
 
◇私は朝が早くて、朝4時に目が覚めます。その点ゆっくり朝の準備ができます。また、スケジュールはメモ帳に常に記入して行動するのでロスが少ないのかもしれませんね。
 
 
◆スケジュールをきちんとメモ帳に記入される習慣は素晴らしいですね。「人生100年時代」、まだまだこれからですが、「シルバー人材センター」でのお仕事も含め、今後の人生をどうお考えですか?
 
◇入会後、年を感じない花もめんの先輩方のパワフルな生き方、パワーと技術に感動しています。92歳の会員も生涯現役で一緒に働いています。90歳代、80歳代の方々が「もうだめ、もうだめ」と言いながらとても元気に活躍されています。私たちは、「ボケ防止!脳トレ!脳トレ!」と励ましながら励まされています。先輩方の技術を習得し、生き方も参考にさせていただき、自分の今後の人生に生かしていきたいと思います。
 
 
◆元気で技術をお持ちの先輩方がいらっしゃり、良い目標になりますね。
 
◇はい。これから取組んでみたいと思っているのは、介護施設に伺って介護者の方や入居者の方々のご希望をお聞きしながら、ニーズを反映したオリジナルの介護服や介護用品などを作ることです。私たちの手作り品で介護をする人、介護を受ける人、皆さんの笑顔に?がるよう、お役に立てるといいなと思っています。
 
 
◆前向きで素晴らしい取組みですね。ぜひ実現させて、またお話を聞かせてください。田中さん、今日はありがとうございました。
 
◇ありがとうございました。
 
 
◆さて、「シルバー人材センター」は山口県内17の市町に14のセンターがあり、60歳以上の健康で働く意欲のある方ならどなたでも会員になれます。ご興味のある方はお住まいの地域のセンターが開催する入会説明会に参加されるか、公益社団法人 山口県シルバー人材センター連合会 ℡083-921-6070にご連絡ください。

おしごと説明会&ちひろスプリングコンサート
2024/03/02放送
出演者
公益社団法人山口県シルバー人材センター連合会 育成事業主査 板垣憲二さん

◆今日は、公益社団法人 山口県シルバー人材センター連合会 育成事業主査の板垣憲二さんにお越しいただきました。板垣さん、おはようございます。
 
◇おはようございます。
 
 
◆今日は3月13日(水)に防府市のアスピラートで行われる「シルバー人材センターおしごと説明会」と、シンガーソングライターのちひろさんのコンサートイベントのお知らせということですね。詳しくお聞かせいただけますか。
 
◇はい。山口県シルバー人材センター連合会では山口労働局から委託を受けて「高齢者活躍人材確保育成事業」を行っています。この事業は、サービス業などでの人手不足や子育て・介護等の現役世代の活躍を支える分野での担い手不足が問題となる中、元気で働く意欲のある高齢者の方々にシルバー人材センターに入会していただき、仕事を通して地域社会に貢献し、人手不足問題解決にもつながることを目的としています。
 
 
◆なるほど。近年は働く意欲のあるシルバー世代の方々が多いようですね。
 
◇そうですね。この事業の一環として、3月13日に防府市アスピラートにおいて『おしごと説明会&ちひろスプリングコンサート』を開催することといたしました。なお、「高齢者活躍人材確保育成事業」としてのイベントなので、参加対象者が山口県内にお住いの60歳以上の方となります。
 
 
◆「おしごと説明会」と「ちひろスプリングコンサート」ですね。まずは「おしごと説明会」について教えていただけますか。
 
◇はい。シルバーってどんなところ?どんなお仕事があるの?などシルバー人材センターの事業説明をさせていただき、現役のシルバー会員お二人にシルバーに入ったきっかけやお仕事の内容をお話しいただきます。自分でもできる仕事があるのかなとか、地域社会のために役に立つことがあればと思っていらっしゃる方々は、ぜひ当日お越しください。
 
 
◆この番組でも何人かの現役のシルバー会員の方にご出演いただきましたが、皆さんお元気でイキイキされていました。直接お話を聞かれるのは良いことですね。それから「ちひろスプリングコンサート」は、あのシンガーソングライターのちひろさんが登場されるのですね。
 
◇はい。おしごと説明会に続いて、集まってくださった皆さんに春らしい素敵な企画をと考えまして、ちひろさんにオファーしたところ快くお引き受けくださいました。ご存じの方も多いと思うのですが、ちひろさんは童謡詩人・金子みすゞの詩に作曲して歌い語るメッセージシンガーとして全国各地や海外で講演活動を行っていらっしゃいます。素敵な歌声で金子みすゞのこころを届けてくださいます。
 
 
◆コンサートの時間はどれくらいですか?
 
◇1時間弱、55分くらいの予定です。コンサート終了後にはちひろさんのCDや楽譜の販売もあります。購入された方のみ、ちひろさんのサイン会へご参加いただけます。
 
 
◆それはいいですね。また、チラシには同時開催でマルシェをオープンとありますが、どんな物が買えるのですか?
 
◇アスピラート 2階で『マルシェ・ド・シルボンヌ』をオープンします。マルシェは12時オープンです。全国のシルバー人材センターの女性会員をシルボンヌと呼んでいるのですが、そのシルボンヌさん達の手作り品の展示販売、さらに防府市で大人気の「こんがりパン工房」さんのおいしいパンを買うことができます。こんがりパン工房のオーナーさんに協力していただけることになり、とても感謝しています。お買い求めいただいたパンは、1階の市民スペースで召し上がることもできます。
 
 
◆「シルボンヌ」さんって確か以前にもお聞きしましたが、改めてお教えいただけますか。
 
◇はい。「シルボンヌ」とは「シルバー人材センター」で働く女性会員の愛称なんです。「シルバー」とフランス語のお手伝いや親切を意味する「ボンヌ」を合わせた造語です。全国各地でたくさんの「シルボンヌ」さんが活躍されています。県下センターでもシルボンヌさんの輪が広がるようがんばっているところです。
 
 
◆「シルボンヌ」、素敵な愛称ですね。今回のイベントに参加するにはどうすればよいですか。
 
◇入場は無料ですが、事前のお申し込みが必要となります。山口県シルバー人材センター連合会のホームページにある申込フォームからお申込みいただくか、各市町シルバー人材センターおよびハローワークにあるチラシ裏面のファックス申込書でお申し込みください。後日、入場整理券のハガキを郵送でお送りします。当日は必ず入場整理券をご持参ください。チラシには申込期日が3月1日正午となっていますが、まだ、定員の300名まで余裕がありますので期日後もお申込みを受け付けます。ただし、定員に達し次第締め切りとなりますのでご了承ください。
 
 
◆おしごと説明会、ちひろスプリングコンサート、マルシェ・ド・シルボンヌ。もりだくさんなイベントですが、もう一度おさらいしますね。
3月13日(水)防府市のアスピラートで12時開場、13時開演、コンサートの終了は14:45、マルシェのオープンは12:00~13:00と14:45~15:30です。アスピラートには駐車場がありますか。
 
◇駐車場は有料となりますが、となりのルルサスまたはイオンモールの駐車場をご利用ください。また、アスピラートはJR防府駅北口から徒歩1分なので電車でお越しになっても便利です。
 
 
◆折角のイベントなので、たくさんの方がお越しくださるといいですね。
 
◇ありがとうございます。詳細は山口県シルバー人材センター連合会のホームページをご覧ください。
 
 
◆板垣さん、今日はありがとうございました。
 
◇ありがとうございました。