
大人の音楽堂 ブログ
Ritchie Blackmore「DEEP PURPLE」「RAINBOW」
2026年10月05日
今年のロックの10大出来事を挙げれば、33年ぶりにDEEP PURPLEのステージにリッチーが登場し一緒に演奏したというのは上位に入ることでしょう。奇跡のようなことです。
さて、御大リッチー・ブラックモア、やはりいいですね。この方のロックの歴史における功績は既にノーベル賞的です。ロニーやコージーが抜けた後の作品を改めて聴き込んでみてもそのリッチーの世界観のすごさに納得しますね。特にレインボー後期(1979~1983)のアメリカンマーケットを意識した曲作りの中にでもそのこだわりが随所に溢れ、リッチーのギタリストとしての力量はもちろん、アレンジ能力のすごさも感じ取れます。
1980年頃、時代はハードロックにはかなり厳しい時代だった事はご存知のとおり。確かにキャッチーでポップな楽曲もありますが、今となってはそれもカッコよく聴こえます。初期のロニー在籍時のレインボーファンは離れたかもしれません。しかしその中でもレインボーとしてのブランド力をきちんと見せつけました。今では聴くとたまらなくカッコいい。メンバーには苦労しましたが、やはりリッチー自身が様式美なのです。おそらくこれ以上いい意味でのヤバいミュージシャンは出てこないでしょう。
次回はJEFF BECKのトリビュートです。お楽しみに。
今回オンエア
Smoke On The Water (Live1972大阪)
Lost in Hollywood
Death Alley Driver
Spotlight Kid

SWEET / SLADE
2026年09月28日
グラムロックの空気がこの下松市の中学にも来たのは1972年から1973年頃。ラジオの洋楽番組を聴きまくっていましたね。やはり同級生の女子の方が進んでいまして、いわゆるブームの先取りというかいろいろと情報を持っていましたね。やはり人気はマーク・ボランのT・REX。凄い人気でした。フレンチポップスの貴公子と言われたミッシェル・ポルナレフなんてクラスの女子が大騒ぎでした。レコードも借りましたね。そんなグラムロックが人気の中出てきたのが今回のSWEETやSLADE。キャッチーなメロディーとロックンロールのグルーヴ、何よりカッコいいのです。グラムロック的なアプローチではまだ若いデビッド・ボウイもさすがの存在感を持っていました。そこへモット・ザ・フープルが登場、スージー・クアトロなんかも大人気。
さて今回のSWEET。元々はいわゆるオーソドックスなロックバンド。デビューしても売れない。そこからRCAのヒットメーカー「ポール・チャップマン」との出会いで一気に注目されます。もちろん日本でも大うけ。メンバーの音楽志向もあったのでしょうがシングルヒットを目指すバンドになり、その名を轟かせます。1975年の絶好機に来日。ライブはシングルヒットを含む完璧なハードなライブを展開。人気はその後、新しいモノ、ブームを望む音楽会社等の考えにより長くは続きませんがその名はロックファン記憶に刻まれます。とにかくはイメージ以上の音楽性があります。ヒット曲は仮の姿かもしれません。
そしてSLADE。彼らも1966年くらいからロックンロールバンドとして活動してましたが鳴かず飛ばず…1972年くらいにあのアニマルズのチャス・チャンドラーに出会います。この方はあのジミ・ヘンドリックスを見つけてきた方。その出会いで方向展開しイギリスらしいサウンドでキャッチーなロックバンドとなり大ヒット。1970年代後半には陰りを感じますが、1980年代あのメタルブームでクワイエット・ライオットがスレイドの「カモン・フィール・ザ・ノイズ」をカヴァー。これが大ヒット。再び注目をあびることになります。とにかく今回の両バンドはかっこいいです。
50年以上の月日が流れましたが、今の音楽シーンでもう一度グラムロックが注目されたらいいと願いますね。最近ロックミュージシャンのドキュメンタリー映画が多いので期待します。
次回は御大リッチー・ブラックモア。お楽しみに。
今回オンエア
【SWEET】
The Six Teens
FOX on the Run
Action
【SLADE】
Cum on Feel the Noise
Mama Weer All Crazee Now
Run Runaway
ERIC CLAPTON 2007
2026年09月24日
久しぶりのエリック・クラプトン。今回は盟友J・J・ケイルをスペシャル・ゲストに招いて行なった2007年3月15日カリフォルニア州サンディエゴでのライブ。ケイルが参加した中盤のシッティング・セットは、「エニウェイ・ザ・ウィンド・ブロウズ」「アフター・ミッドナイト」「フー・アム・アイ・テリング・ユー」「ドント・クライ・シスター」「コカイン」の5曲と、共演曲もこの日ならではのスペシャルなセットリスト。残念ながらこれが最後の共演。終始クラプトンは楽しそうに演奏しているのが印象的です。そして今では懐かしいドイル・ブラムホール2世、デレク・トラックスとのトリプルギターは圧巻。デレク&ザ・ドミノス・ナンバーも最高だし、ロバート・クレイが飛び入りするラストの「クロスロード」も迫力満点。
この年のクラプトンのワールドツアーは今もファンの間では語り草。その中でもこのサンディエゴのライブは歴史的名演奏だと思いますね。とにかくバンドのグルーヴ感と各メンバーの演奏が完璧。ファンにはたまらない内容です。個人的にはスティーブ・ジョーダンのドラムに、ウィリー・ウィークスのベースが非常にカッコいい。声をあげたくなるくらい凄い。最高。サンディエゴという土地柄もあるのかもしれませんが、強烈なライブ盤です。映像もあるので是非とも鑑賞して下さい。数あるクラプトンのライブ映像の中でもトップクラスのクオリティーです。
次回はガラッと変わって1970年代中頃受けまくっていたグラム・ロックからSWEETとSLADEを予定しています。お楽しみに。
今回オンエア
Tell the Truth
Key to the Highway
Motherless Children
Little Wing
Cocaine
BOSTON/幻想飛行
2026年09月14日
ご存知ボストンの輝けるデビューアルバムであります。50周年です。当時このボストンどの契約を取りつけるCBSの担当者は「現存するロックバンドの最高峰」と感想を述べたそうです。まさにその通りです。それまでのブルースをベースにしたハードロック、コンセプト的なプログレッシブロック、ナチュラルなウエストコースト等、個性的なロックがヒットしていたときにこのアルバムは突如として現れます。
ボストンの頭脳でありボストンそのものの「トム・ショルツ」が自宅にて制作したのがボストンのサウンドです。音のバランス、楽曲のクオリティ、メロディアスなヴォーカルとギターフレーズにアコースティックとエレクトリックのバランスのよさ、壮大なコーラスワーク…すべてが完璧であります。特に彼の代名詞的な中域を持ち上げ適度に歪んだギターは独特でカッコいい。それに勢いがとてもいい。改めて聴いてもとても心地よい。このアルバムはロックファンには当たり前過ぎて、今さらと素通りしてしまいそうですが、とんでもない傑作なのであります。大きな音で再生して下さい。とても細かいところにもこだわりを確認出来ます。
いまとなっては完全に伝説になっていますが、1979年の初来日(その後一度来ていますが30年以上経過…)はリスナーの期待する曲がすべて演奏され大満足の奇跡の一夜でした。もしあなたが気持ちいいハードでメロディアスなロックが聴きたいときはBOSTONのファースト、セカンドアルバムをお薦めします。もちろんサードアルバムも最高です。
次回は久しぶりにERIC CLAPTON…お楽しみに。
今回オンエア
Peace of Mind
Smokin’
Foreplay/Long Time
Rock & Roll Band
More Than a Feeling
EUROPE
2026年09月07日
スウェーデンのハードロックバンドとして最も成功したのが「ヨーロッパ」でしょう。北欧メタルのイメージを作ったのも彼等でしょうね。ハイトーンなヴォーカルとメロディアスな旋律とドラマチックな曲構成。「ザ・ファイナル・カウントダウン」は彼等の名前を決定的なモノとし大人気となります。
しかしアイドル的扱い等、本来のハードな路線から離れて行くスタイルに随分悩んだのです。キャッチーな曲は聴く人達を変に増やしていきますが、そういうファンはすぐにいなくなりバンドの方向性も曖昧になります。それでもなんとなく人気はあり、メンバーはかなり頑張ります。しかし方向性のゆがみが表面化し、一度は解散します。
1999年のメモリアル的な再結成をきっかけに活動を継続、離れていたギタリスト「ジョン・ノーラム」も完全復帰。フロントマン「ジョーイ・テンペスト」もとてもうまいヴォーカルが健在。ファイナル・カウントダウン40周年で来年は来日公演決定。かなり楽しみですね。全盛期にライブに行きましたが、思った以上のハードロックに驚きました。決定的なヒット曲はバンドを救います。とにかくジョーイ・テンペストがいいのです。もっと評価されていいヴォーカリストだと思います。
次回はデビュー50周年「BOSTON/幻想飛行」お楽しみに。
今回オンエア
IN THE FUTERE TO COME
ROCK THE NIGHT
THE FINAL COUNTDOWN
SEVEN DOORS HOTEL
WINGS OF TOMORROW

リスナーさんリクエスト集後半
2026年08月31日
皆様いつもありがとうです。8月29日、福岡である意味「大人向け」のコンサートが開催されました。きっと最高のパフォーマンスが繰り広げられたことでしょう。ジャーニー、ナイトレンジャー、ラウドネス…いいですね。大トリ、ジャーニーのステージになんと「スティーブ・ペリー」が登場、観客は「スティーブ・ペリーが出た!」と歓声を上げましたが…実際はスティーブに似たヒューゴ・ヴァレンティが紹介され、「明日への誓い」を歌いました。会場の方々にはある意味とてもいいサプライズだったことでしょう。
さて今週はリクエスト集の続きです。次回は来日決定「ヨーロッパ」お楽しみに。
今回オンエア
Girl/Hollywood Tease
Rainbow/Starstruck
Mountain/Travellin' in the Dark
King Crimson/Epitaph
Armageddon/Buzzard
The Honey Drippers/Sea of Love

リスナーさんリクエスト集
2026年08月24日
皆様、残暑お見舞い申し上げます。夏になると思い出すこと…高校生の時の夏休みは楽しみのひとつにラジオの特番がありました。レコード化されてないライブ音源のオンエア。しかも90分くらい。できるだけいい音質を求めてアンテナを増設したりして、カセットデッキのテープが回るのを見てましたね。録音が成功したら何回も聴きなおし…まあオタク的な感じでした。今もあまり変わってませんが…。
さて恒例のリクエスト大会です。2週予定してますので楽しんで下さい。次回は続きです。
今回オンエア
Scorpions/Wind of Change (RNオストパーク)
Eagles/Tequila Sunrise (RNおんぶおばけ)
Journey/Separate Ways (RNザ・ガットギター)
Jimi Hendrix/Bleeding Heart (RN マックスオレン人)
Dire Straits/悲しきサルタンSultans of Swing(RN T男の幼なじみ)

Led Zeppelin/acoustic
2026年08月17日
彼等の大きな魅力にアコースティックをデビューアルバムから積極的に取り入れていることがあり、これはとても注目すべきところです。ロックバンド、ましてハードロックバンドがアコースティックなサウンド、主にギターを取り入れるとほとんどがダサくなります。下手なのであります。ロックが急に普通の弾き語り的なポピュラーになってしまうのです。
しかし我等がレッド・ツェッペリンはロックのグルーヴをしっかり保ち、聴く側には新鮮なアコースティックなんですけど、ハードロック的な感じを与えてくれます。これはジミー・ペイジとロバート・プラントのルーツのひとつに「ブリティッシュ・トラッド・フォーク」があるのも大きな要因でしょう。
そして中近東あたりの音楽にも精通している点も他と違うところですね。変則チューニングを器用に取り入れ独特な響きを伝えてくれます。ジョン・ポール・ジョーンズのマンドリン等のアレンジ、ジョン・ボーナムのパーカッションもとても効果的です。一概に彼等をハードロックバンドという枠に入れてはいけません。レッド・ツェッペリンのジャンルはレッド・ツェッペリンなのであります。
次回はリクエスト集です。
今回オンエア
That’s The Way
The Rain Song
The Battle of Evermore
Tangerine
Going to California

Led Zeppelin/live EP
2026年08月10日
毎日暑いですね。皆さんお身体ご自愛ください。さて今回は、Led Zeppelin『フィジカル・グラフィティ』のリリース50周年記念として、オフィシャルで昨年リリースされたライブEPです。個人的にはとても思い入れがあるアルバムで、はじめて予約して買ったレッド・ツェッペリンのレコードなのです。あの変則的で画期的なアルバムジャケット、初の2枚組…ショボい貯金がぶっ飛んでいきました。
今さらですが、音楽史にその名を深く刻み込む史上最大の伝説的ロック・バンド、レッド・ツェッペリンの『フィジカル・グラフィティ』収録楽曲のライヴ音源を4曲収録したライヴEPからのセレクト。EPと言っても30分以上あります。収録曲は1975年のアールズ・コート公演の模様を収録した「死にかけて」と「トラプルド・アンダー・フット」の2曲、そして1979年のネブワース公演の模様を収録した「シック・アゲイン」と「カシミール」の4曲が収録されています。
この「フィジカル・グラフティ」はアトランティック・レコードとの契約満期後、自分達のレーベル「スワン・ソング」を立ち上げた初めての作品でバンドとしての新たな試みが満載。彼等の凄いところのひとつに、自分達のヒット曲や人気曲をなぞらない、あの曲が受けたから、売れたからまた同じような曲を作ろう…そんな考えが無いところがあります。セコくないんです。改めて1979年のネブワースでのライブ音源は凄い。このバンド、サポートを1人も入れていません。さすがです。
さて次回もレッド・ツェッペリンです。お付き合い下さい。
今回オンエア
Trampled Under Foot
Kashmir
Sick Again
WARREN HAYNES Ashes & Dust
2026年08月03日
この番組で彼を取り上げるのは3回目と記憶してます。大好きなミュージシャンです。いろんなバンドやギタリストがブルースをベースにしたオリジナルをリリースしていますがウォーレン・ヘインズがトップクラスでしょう。いわゆる伝統を素晴らしいセンスとテクニックで継承しているのです。年齢的にも私と同じ世代。こんなクラスメイトがいたら…なんて思ったりします。
オールマン・ブラザーズ・バンドが完全復活した時、ディッキー・ベッツが自身のバンドから連れてきたのがウォーレン・ヘインズ。その後デレク・トラックスと共にオールマンを支えてきたギタリストでソングライター、しかも歌も最高。
今回取り上げたアルバム「Ashes & Dust」は彼本来のハードでヘヴィーなブルースをかなり控えめにしてブルーグラス、カントリー色を全面に出した、非常にアメリカをイメージする内容になっています。彼の引き出しの多さに納得です。泣きのギターもちろん随所で聴くことが出来ますし、とてもブルージーなヴォーカルには磨きがかかって感動すら覚えますね。ちなみに、彼の企画もののアルバムでレッド・ツェッペリン、ピンクフロイドのカバーアルバムがあり、見事な演奏を聴くことができます。興味がある方は探してみて下さい。9月にはライブアルバムも出るそうです。とても楽しみですね。
次回はレッド・ツェッペリンのライブEPと題された「フィジカルグラフティ」収録の楽曲のみライブバージョンをオンエアします。お楽しみに。
今回オンエア
Fools Moon
Is It Me Or You
Company Man
Coal Tattoo
New Year Eve
Ritchie Blackmore「DEEP PURPLE」「RAINBOW」
2026年10月05日
SWEET / SLADE
2026年09月28日
ERIC CLAPTON 2007
2026年09月24日
BOSTON/幻想飛行
2026年09月14日
EUROPE
2026年09月07日