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BLIND FAITH / ERIC CLAPTON

2022年07月12日

前回に引き続きクラプトンさん絡み。クリーム解散後にエリック・クラプトンがスペンサー・デイビス・グループの若きミュージシャン「スティーブ・ウインウッド」、クリームの「ジンジャー・ベイカー」、元ファミリーの「リック・グレッジ」の4人で組んだ、ブラインド・フェイス。わずか半年くらいの活動、1枚のアルバムといくつかのライブツアーで解散。しかしエリック・クラプトンの歴史とロックファンには大きなインパクトを与えました。
 
今思えば、アメリカツアーの前座でデラニー&ボニーと知り合い、その後あのデレク&ザ・ドミノスへ繋がるクラプトンさんの活動はとても良かったと感じます。いわゆるスーパーバンドとして迎えられたのですが、レコード会社の焦りかバンドの準備不足か…時代か…非常に短命に終わっています。しかし40年くらいしてクラプトンとスティーブ・ウインウッドによるライブは見事なものでした。そこで演奏されるブラインド・フェイスの曲は、観客から「待ってました」的に大いに受けまくり、やはり名楽曲の演奏をオリジナルに近いメンバーが演奏するというのは想像以上の大きな力を感じさせます。1969年のデビューの映像がオフィシャルでソフト化されているのはファンにとってとてもありがたい。学校の音楽に授業で教材にすべきだと私は思います。そこには強烈なインパクトの裏側に、苦悩するミュージシャンの姿が観れます。とても感動的なライブです。1969年というのはやはりロック・シーンにとっては大きなターニングポイントだった時代。ミュージシャンのそれからの選択…そんな感じを受けます。後半は健康的になったエリック・クラプトン、お馴染みの曲をセレクト。しかし余裕でこんな演奏をするんですよね。さすがです。
 
さて、次回は「ガンズアンドローゼス」。個人的には自分たちのオリジナルの中にきちんとルーツ的なサウンドがあり、とてもバランスの取れたハードなバンドだと思います。お楽しみに。
 
 
【今回オンエア】
泣きたい気持 HAD TO CRY TODAY
CAN'T FIND MY WAY HOME
PRESENCE OF THE LORD
BLUE EYES BLUE  
CHANGE THE WORLD  
TEARS IN HEAVEN 
MY FATHER'S EYES

 

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