大人の音楽堂

大人の音楽堂 ~ういろう、ひねってみました~
毎週土曜日 夕方5:00~5:30

1970年代の音楽番組みたい…アーカイブス的洋楽中心音楽番組

伝説?のロック番組「金夜はロック座」「ジャンキーストリート」から10数年、三度復活!
黒船来航から約170年、ロック誕生65年。
山口放送の膨大な歴史的ライブラリーから山根由紀夫がリアルタイムで観た、聴いた、演奏してきた体験を生かし、制作者側の観点から選曲していきます。
型のエエ(・・)のを伝えていければ…と思います!!

ブログ

BAY CTIY ROLLERS

2025年12月13日

大人の音楽堂 247

BAY CTIY ROLLERS

 


高校生の頃、同級生がベイシティ・ローラーズの大ファンで聞いてもいないのにガンガンしゃべりまくり、知らないうちになんとなく情報が入ってくるわけで、あまり気は乗らないのにレコードまで聴かされました。ハードロックやプログレッシブロックばかり聴いていたので正直どうでもよかったのですが、冷静に聴いてみたら、そのキャッチーでポップな曲はなかなかどうして当時流行りのグラムロックぽいアレンジもあって気になるようになった記憶があります。確かに硬派なロックファンからは、その恥ずかしいようなルックスが先入観となり受け付けない的なバンドだった…というか全く無視されていた感がありましたね。

 


しかしイギリス、アメリカそして日本のティーンエイジの女の子たちは大騒ぎです。1974年頃からトレードマークのタータンチェックを身に纏い叫びまくったのです。とにかく社会現象になるくらいのブームがおきます。各コンサート会場等で補導者続出…。メンバー本人たちは当初アイドルでの売り出しには悩んでいたかもしれませんがロックが大きな産業、金儲けになる時代です。何人もの関係者によるベイシティ・ローラーズのプロジェクトがあったに違いありません。

 


人気は約3年弱続きましたが、やはり翳りが出てきますね。大騒ぎしてた女の子たちは大人になってしまった…そんな感じです。その後何度か不安定な体制で再結成的なライブをしましたが、特に話題にはならなかったです。ある種デビューからロックシーンからは外されている存在だったのかもしれません。しかし、その後これだけ話題にもなったアイドルバンドは居ません。作られたバンドでしたがデビュー50周年を越えた今、CDがそれなりに売れているそうです。特殊な存在です。

 


次回はリスナーさんからのリクエストです。

 


今回オンエア

Bye Bye Baby

Money Honey

Rock ’n’ Roller

I Only Want to Be with You

Yesterday's Hero

Rock and Roll Love Letter

Saturday Night

BayCity_Rollers.JPG


ご意見・ご感想はこちら
メール:uirou@kry.co.jp
FAX:0834-32-9000
ハガキ:〒745-8686 山口放送「大人の音楽堂」係