
大人の音楽堂 ~ういろう、ひねってみました~
毎週土曜日 夕方5:00~5:30
1970年代の音楽番組みたい…アーカイブス的洋楽中心音楽番組
伝説?のロック番組「金夜はロック座」「ジャンキーストリート」から10数年、三度復活!
黒船来航から約170年、ロック誕生65年。
山口放送の膨大な歴史的ライブラリーから山根由紀夫がリアルタイムで観た、聴いた、演奏してきた体験を生かし、制作者側の観点から選曲していきます。
型のエエ(・・)のを伝えていければ…と思います!!
PETER GALLWAY
2025年12月08日
ピーター・ゴールウェイをはじめて聴いたのは「フィフス・アベニュー・バンド」のアルバム。リリースから6年以上経ってからでした。当時ウエストコーストサウンドが流行りつつあって、イーグルス等のアメリカンを聴きまくっていた頃です。レコード店でのジャケ買いでした。ラジオ等であまりオンエアはされてなかったと思います。なんとなく勝手にウエストコーストと思っていたら、ニューヨークじゃないですか。少し驚きましたがまぁどちらでもよいわけで、リーバイスに白いシャツそしてコンバース…なんて時代。何ともかっこよく聴こえましたね。
そしてすぐに1972年のソロアルバムを聴きました。先輩からの借り物です。素晴らしいというか演奏アレンジがそれまでにはないような、あか抜けていたのです。シンガーソングライターの中でもかなりの強者です。それまでのブルースやフォーク寄りのシンガーソングライターとはまるで違ってますね。その後のシーンをみると早く出すぎたというか、メディアがついていけなかったのでしょう。
その後の我が国のミュージシャンもかなり影響を受けています。このピーター・ゴールウェイさんは日本のミュージシャンとの関わりも多いようです。興味がある方は調べてみて下さい。しかし、私の周りはピーターさんの事はほとんど知らなかったと思います。よく友人にカセットテープを聴かせていました。演奏技術とアレンジは抜群です。決してこれ見よがしではなく、とても自然に身体に入ってくるサウンドは今の時代にもぴったりです。是非このピーター・ゴールウェイをみなさんのお気に入りに加えて下さい。
それと最も好きなベーシスト「山内テツ」さんが79歳で逝ってしまったとの情報が入り、一人でFree、Facesそして帰国してからのソロアルバムを聴きながら夜を過ごしました。とても残念です。近いうちに番組で取り上げたいと考えています。
さて次回は何と…ベイ・シティ・ローラーズ。50周年のCDが売れているそうです。まさかのアイドルバンド。しかしその楽曲のクオリティーは高いと思います。お楽しみに。
今回オンエア
Sunday Basketball
I Had a Friend
They Went That-A Way
Watch Yourself
Twelve Day Lover
Come On In
Fast Freight (Fifth Avenue Band)

